【菊花賞2023予想】クラシック最後の一冠！ソールオリエンスやタスティエーラなど出走予定馬を考察

今週日曜の京都メインは牡馬クラシック最終戦の「菊花賞」です。3000mという長丁場で争われ、“最も強い馬が勝つ”と言われる注目の長距離G1です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ソールオリエンス（牡3、手塚貴久厩舎）

前走のセントライト記念・2着から参戦するソールオリエンス。春のシーズンは皐月賞・1着、日本ダービー・2着と世代トップの実力を見せつけています。前走のセントライト記念では8枠の大外枠スタートで終始外を回される展開に加え、道中は不利があっての2着惜敗と力負ではありません。2走前のダービーは展開のアヤでの2着で、上がり33秒3の末脚を使って勝ち馬とクビ差まで迫る粘り強さを見せています。今回は休み明けを一度使われた上積みもありそうですし、前走はあくまで前哨戦。二冠を制して名実ともに世代トップとなることを証明できるかに注目です。

タスティエーラ（牡3、堀宣行厩舎）

今年のダービーを制し、ダービー馬の称号を得たタスティエーラ。天皇賞・秋への参戦も視野に入れていましたが、菊花賞への参戦が正式に決定。皐月賞では先行勢が崩れる展開の中、5～6番手追走から伸びて2着と強い内容でした。また、前走のダービーでも皐月賞馬のソールオリエンスの追撃をしっかりと抑えて快勝と、ハイレベルな走りを見せてくれました。今回は一気に距離延長となりますが、母父マンハッタンカフェという血統背景からも長い距離への期待は十分。先行できる脚質も魅力で、スムーズに立ち回ることができればここでも高いパフォーマンスを発揮してくれるはずです。

サトノグランツ（牡馬3、友道康夫厩舎）

前走の神戸新聞杯を快勝したサトノグランツ。道中は控えて追走し、馬群の中でうまく捌きながらレコードタイムで快勝と、文句なしの勝ちっぷりでした。時計は1000m通過61.2秒というスローペースでしたが、もともと大人しいタイプの馬で折り合いに苦労するところは見られませんでした。この距離はむしろ楽しみで、本番でも楽しみな1頭となりそうです。サトノダイヤモンド産駒の初年度産駒の代表格でもあり、いきなりのG1でも即通用ということは十分有り得そうです。