【シンザン記念2024予想】新春の“3歳出世レース”!エコロブルームやノーブルロジャーなど出走予定馬を考察

伝説の三冠馬シンザンを記念して創設されたレース「シンザン記念」が開催。明け3歳馬のまだまだ人気と実力が伴っていない若駒たちのマイル戦ですが、過去の勝ち馬はこの後のクラシック戦線で大いに活躍しており、“出世レース”としても注目されている一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

エコロブルーム(牡3、加藤征弘厩舎)

東京1600mの未勝利戦を快勝したエコロブルーム。同じ東京1600mで行われたデビュー戦は好スタートを決め、好位内から進めて直線は追い出しが遅れながらも、進路を見つけて鋭く伸びての3着という内容。結果は3着でしたが、直線で包まれた影響もあり、雨で重馬場とタフな条件でした。続く前走の未勝利戦は好位置から上がり最速の脚を使って4馬身差の完勝で、ノーステッキで後続を突き放す圧倒的なパフォーマンスで快勝しました。半兄は21年きさらぎ賞を制したラーゴムで、血統面の裏付けも十分。早くからルメール騎手を確保し、重賞初制覇を狙います。

ノーブルロジャー(牡3、吉岡辰弥厩舎)

東京1600mのデビュー戦を快勝したノーブルロジャー。好スタートを決めて番手から追走し、前半3Fは38.1秒とかなりのスローペースでしたが、道中はしっかりと折り合えていました。直線は叩き合いからラスト1Fで抜け出し、上がり33.3秒の決め手で抜け出して快勝と、全く危なげない競馬でした。レースセンスが高く、かかるところはなく操縦性も高く、初戦の1戦だけで高いポテンシャルを感じさせてくれる1頭です。完成度だけならメンバー最上位とも言えそうな1頭で、叩いた上積みも見込めるという意味でも、期待度は高い1頭です。

ショーマンフリート(牡3、手塚貴久厩舎)

中山1600mのデビュー戦を快勝したショーマンフリート。前半3Fは35.3秒と新馬戦としてペースが流れた中、3番手を追走。直線では2着馬の仕掛けを待ってから追い出されると、ノーステッキながらも抜群の瞬発力で一気にかわして快勝しました。勝ち時計は1分35秒1と優秀で、ラスト3F12.1-11.6-10.9の好ラップを楽々と出してしまうあたり、かなり高い素質の持ち主であることは間違いないでしょう。鞍上のモレイラ騎手も「これからの成長が楽しみ」と高く評価しており、今後が楽しみな1頭です。