【中山金杯2024予想】エピファニーは危険な人気馬?課題は“展開”と“距離”

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中山競馬の年明け最初の重賞はハンデG3の「中山金杯」が開催。今年の中距離戦線を占ううえで注目の一戦となるが、主役候補は休み明けのチャレンジC・4着から参戦するエピファニーだ。

秋初戦のケフェウスSでは好時計でオープン勝ちを収め、前走のチャンレンジCでは開幕週で外々を回りながら、直線で一瞬抜けだそうかという見せ場をつくって0秒2差の4着と好内容の競馬を展開。5着だったマテンロウレオは今回中山金杯にも出走するが、ロスなく立ち回ったマテンロウレオに先着できていることからも、ここは能力上位と目されるだろう。

前走は前半3Fが36.3秒のスローペースで、どの馬も最後まで脚を残せる展開であった。厳しい流れの中で差し切ったケフェウスSの内容を考えると、同馬向きの展開ではなかったと言えそうだ。

今回も展開がカギとなりそうだが、今回は前を主張していく馬の出走が少なく、落ち着いた流れになる可能性大。先行馬に展開が向きそうな気配で、後ろからとなると今回も捉えきれないということも有り得そうだ。先行力のある有力馬から狙っていくのが得策か。

また、前走のチャンレンジC・4着後は手綱を握ったルメール騎手が「2000mの距離はギリギリで、ベストは1800mだと思います。」とコメントしているように、距離の懸念もある。トレーナーの宮田調教師は「流れ次第で対応できる」とコメントしているが、スローが濃厚となれば頼みの綱の展開面も見込みは薄そうだ。

中山金杯の過去のラップ傾向を見てもワンペースなラップで時計はかかりがち。メンバー構成を考えても例年の傾向通りの流れとなる可能性が高い今年は慎重に取捨を判断したほうが良さそうだ。