【京都記念2024予想】ルージュエヴァイユ好走必至、シルバーコレクター返上へ

春の中長距離G1を狙う馬が始動戦として使うことが多い「京都記念」。

今年はG1馬が不在とメンバー的には例年のレベルより下回る印象を受けるが、そんな中で実績・実力ともに最も高く評価しているのは、エリザベス女王杯・2着以来の実戦となるルージュエヴァイユだ。

前走のエリザベス女王杯では道中やや掛かりながらも、中団内をロスなく運び、直線は内目を突いて0秒1差の2着と優等生の競馬を見せた。2Fの距離延長となった2200mにもしっかりと対応できた点も好材料だ。

3走前のエプソムCでは道中動いて先行押し切りを図っての2着、続く府中牝馬Sでは後方一気の競馬で2着、そして前走のエリザベス女王杯では好位差しで伸びて2着と着実に競馬の幅を広げてきた。先行有利傾向の本レースではなるべく前目につけてほしいところだが、出遅れても脚はあるので鞍上の松山騎手が道中スムーズに乗ってくれれば、控えても上位争いには絡んできそうな気配も十分ある。

今回バビットが1枠1番、アフリカンゴールドが8枠12番と逃げ馬候補の2頭が内外の極端枠に入ったのも好材料。ルージュエヴァイユは7枠9番とちょうど真ん中あたりに入っており、この間隔なら前目につけていける隙も十分ある。スタートさえ決まれば好位からの競馬も展開できるだろう。

今年は頭数も12頭と少なめで、団子となる可能性も低め。この条件なら包まれることも無さそうで、道中はスムーズに競馬ができる可能性が高い。斤量も重賞勝ちがない分55kgと恵まれており、競馬もしやすいはずだ。

重賞で3戦連続2着ともどかしい競馬が続いていたが、今回の条件ならようやくシルバーコレクターを返上できそうだ。飛躍の年にするべく、まずは重賞初制覇を狙う。