【クイーンカップ予想2016】成長したうら若き女達の戦い
クイーンカップはクラシック優勝馬やクラシック戦線で活躍する馬を輩出する重要な一戦。2015年の最優秀3歳牝馬に満票で選出され、牝馬二冠を達成したミッキークイーンは同競走の2着馬だ。クラシック戦線を占う上で指標となっている。
2歳女王のメジャーエンブレムに敵なしか?
昨年の阪神JFを制して2歳女王に輝いたメジャーエンブレムは今年はここから始動する。55キロのトップハンデを背負うことになるが、どちみち桜花賞でも背負うこととなる斤量で、今回は輸送の短い関東圏内のレースであることからも文句は言っていられない条件だ。デビューから手綱を握るC.ルメール騎手との相性も良く信頼できる。春の桜花賞優勝を目指すなら、まだまだここは通過点。2歳女王の力を示しておきたいところだ。
同じく55キロを背負うのは先月11日にフェアリーSを制して重賞初制覇を果たしたビービーバーレル。昨年10月はクイーンカップと同じ舞台である東京マイルのアルテミスSでメジャーエンブレムと対戦し、13着に敗れている。アルテミスSで手綱を握っていた戸崎騎手から石橋脩騎手へと乗り替わりとなり、コンビ2戦目であったフェアリーSではノーステッキで快勝してみせた。こちらも桜花賞を目指す馬で、2歳女王のメジャーエンブレムを相手に今度は善戦したいところだ。
人気上位が予想される2頭以外にも続々とクラシック候補は出てきている。新馬戦をメンバー中最速タイの33.8秒をマークし、切れ味の鋭い末脚を発揮して快勝したルフォールや、フェアリーSでは逃げるビービーバーレルには届かなかったが単独2番手の2着に激走し、10番人気の低評価を覆して本賞金加算に成功したダイワドレッサーなどがいる。明け3歳となる牝馬限定戦は、うら若き女たちの成長した姿が見れる見応えある一戦となりそうだ。