【帝王賞2024予想】上半期の砂の王者決定戦!ウィルソンテソーロやノットゥルノなど出走予定馬を考察

26日は大井競馬場で上半期のダート王決定戦「帝王賞」が開催。年末の東京大賞典に匹敵する春の大一番として創設されたビッグレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ウィルソンテソーロ(牡5、小手川準厩舎)

前走のドバイワールドカップ・4着から参戦するウィルソンテソーロ。昨年はチャンピオンズCと東京大賞典で2着に好走しており、現在のダート中距離路線を賑わすトップクラスの馬となっています。ドバイからの帰国初戦で約3ヶ月ぶりと間隔も空いていますが、5月後半に帰厩してから9本の時計を重ねてじっくりと乗られ、今月は12日にウッドで自己ベスト更新、19日、23日は坂路でも好時計をマークしており仕上がりは良好に見られます。鞍上はコンビで3戦無敗と相性抜群の川田騎手とコンビを再結成。国内に戻って砂の頂点を狙います。

ノットゥルノ(牡5、音無秀孝厩舎)

前走の名古屋グランプリ・1着から参戦するノットゥルノ。今年初戦の佐賀記念を4馬身差で快勝し、前走の名古屋グランプリも後続に1秒6差をつける圧勝劇を果たしており、5歳になりいよいよ充実期に入った印象です。2022年にはジャパンダートダービー快勝、東京大賞典・2着、昨年のJBCクラシックは2着といったように大井の舞台は相性抜群。昨年の東京大賞典では4着に敗れましたが、そこで負かされた勝ち馬のウシュバテソーロや3着馬のドゥラエレーデは今回不在。主戦騎手の武豊騎手が引き続き鞍上なのも心強い材料で、崩れる姿は想像しにくい1頭です。

メイショウハリオ(牡7、岡田稲男厩舎)

一昨年と昨年の覇者メイショウハリオは3連覇を狙って今年も参戦。一昨年はテーオーケインズやオメガパフューム、チュウワウィザードといった有力馬を前頭降して快勝。昨年もクラウンプライド、テーオーケインズとの大接戦を制して快勝と、いずれも強い内容でした。舞台適性や能力については疑う余地はありませんが、今年は状態面が懸念。前走のサウジCは歩様に違和感があり出走取消となり、久々のレースで状態がどこまで回復しているかがポイントとなりそうです。最近は休み明けのパフォーマンスが良くないだけに評価が難しくなりそうです。