【スパーキングレディーC予想2024】南関東が誇る女傑・浦和のスピーディキックの雪辱Vに期待
3日は川崎競馬で「スパーキングレディーカップ」が開催。過去10年でJRA勢が9勝と圧倒的だが、今年は地方から有力馬が参戦。これまで交流重賞・地方重賞で8勝を挙げているスピーディキックだ。
昨年のスパーキングレディーカップにも出走しており、1番人気の期待を集めた。スローペースを中団から追走し、外から上がり最速の脚で差して首の上げ下げの差で2着に好走。ほぼ勝ちに等しい内容だったと言って良いだろう。
以降は昨年暮れの東京シンデレラマイル・1着以外で着外に敗れており、やや安定感に欠けるところがあるが、G1やJpn1などハイレベルなレースを走るようになってきているので、衰えなどを懸念する必要はない。JBCクラシックではレディバグ、ライオットガール、テリオスベルなどの有力JRA勢を相手に先着できているので、能力自体はやはり高い1頭だ。
近走と比較すると相手がだいぶ楽になり、今回は川崎競馬場との相性もさることながら、4勝を挙げる得意のマイル戦、昨年2着のこの舞台なら久々の交流重賞制覇も期待できよう。
2021年の覇者サルサディオーネや2023年の覇者レディバグなどは前年で2・3着に敗れているが、リベンジに臨んだ翌年に快勝しており、近年は前年で敗れた馬が翌年に雪辱を果たすパターンが目立っている。ジンクス的な競馬予想とはなるが、今年はスピーディキックがこれに当てはまっており、雪辱Vに期待したい。
昨年同様にスローペースになると取りこぼす可能性は出てくるが、今年はヴィブラフォン、ライオットガール、ミラクルティアラ、ボヌールバローズといった先行力の高い馬が揃っており、雨の影響で馬場状態重の脚抜きの良い馬場となれば、スピーディキック向きの展開も期待できそうだ。
今年は南関東が誇る女傑・浦和のスピーディキックが昨年の雪辱を果たし、重賞10勝目を果たしてくれることに期待したい。