【新潟記念2024予想】ゴールドプリンセス、タフ馬場でハンデ53kgは絶好条件
ここ3年は二桁人気馬が激走しており波乱決着が目立っている新潟記念。今年は台風の影響もモロに受けそうで、各馬の評価がいっそう難しくなる。思わぬ伏兵の激走があっても不思議はない。
今年最大の穴馬として最も注視しているのは、天皇賞春・9着から参戦するゴールドプリンセスだ。
前走の天皇賞春は差し馬勢に流れが向く展開で控えたゴールドプリンセスにとって良い展開だったが、さすがにこのクラスのハイレベルなメンバーが相手では9着までが精一杯だったという印象。ただ、初のG1、初の距離という条件ながらダービー馬のタスティエーラやG2の常連サヴォーナあたりと差のない競馬が出来たのは評価できる。2000mへの距離短縮とメンバーレベルも一気に落ちる今回は見直せるだろう。
さらに魅力なのは重馬場で【2-0-0-0】と好成績を挙げている点だ。雨で不良馬場開催となった2走前の松籟Sは、中団追走から勝負所で上がり2位の脚で上がって1馬身半差の差し切り勝ちと強い勝ちっぷりだった。タフな馬場を苦にせずしぶとく伸びていける脚を持っており、パワーは申し分ない。母がダート馬で重馬場実績あり、高い道悪適性を持つ血統だ。最終週で雨の影響を受けるタフ馬場が濃厚な今週は、同馬にとって絶好の条件と言えよう。
そしてさらに好走を期待されているのが、53kgの軽ハンデだ。ほぼ想定通りのハンデで恵まれたという印象はないが、前走から一気の3kg減はかなり楽に感じるはずだ。日本最長を誇る659mと長くほぼフラットな舞台も脚質的に合いそうで、馬場でアドバンテージがあるなら見せ場を作ってくれる可能性は高いと見て、有力視したい。