【京都大賞典2024予想】天皇賞(秋)への重要ステップ!ブローザホーンやサトノグランツなど出走予定馬を考察
京都競馬の開幕週を飾る重賞は、多くの有力馬が秋の始動戦として使う「京都大賞典」です。1着馬には天皇賞(秋)への優先出走権が与えられるレースで、秋の中長距離G1を目指す実績馬たちがそのステップとして利用するレースとなっております。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ブローザホーン(牡5、吉岡辰弥厩舎)
前走の宝塚記念・1着から参戦するブローザホーン。メンバー最速タイの上がり3F34秒0で伸びて大外から一気に突き抜け、G1初制覇を達成。上位に入った馬のほとんど道悪適性が高かった馬となっており、ブローザホーンも消耗戦向きのスタミナと高い重馬場適性にものを言わせてしっかりとチャンスをモノにしました。京都コースは【3-1-0-0】と好成績で、“道悪の京都”は絶好の条件でした。今回は開幕週となりますが、引き続き得意の京都外回りが舞台なら崩れることは無いでしょう。
サトノグランツ(牡4、友道康夫厩舎)
前走の目黒記念・4着から参戦するサトノグランツ。海外遠征明け初戦で斤量58.5kgと厳しい条件ながら0秒2差の4着なら、悲観する必要はないでしょう。昨年は日本ダービー・11着、菊花賞・10着とクラシック戦線では結果を出せませんでしたが、重賞戦は【2-0-2-3】と安定しており、秋初戦の神戸新聞杯ではレコード勝ちと実績・能力はメンバー上位。休み明けでの鉄砲実績もあり、開幕週の馬場も同馬にうってつけということで、引き高いパフォーマンスが期待できそうです。
プラダリア(牡5、池添学厩舎)
昨年の覇者プラダリアは連覇を狙って今年も参戦。続く有馬記念は14着大敗も、今年初戦の京都記念では好位追走から勝負所で外へ出されて快勝と、改めて能力の高さを知らしめました。昨年の京都大賞典は重馬場で、1000m通過61秒6というスローペース。重馬場で前有利な展開を失速ラップながらもしぶとく踏ん張っており、見事快勝しました。馬場次第で評価も変わってくる馬ですが、しっかりとした先行力がある道悪京都巧者ということで今回の条件はベスト。馬場が渋るようならさらに信頼度は上がってくるでしょう。