【菊花賞2024予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ

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3歳クラシック最終戦「菊花賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

アーバンシック(牡3、武井亮厩舎)

10/16(水)美浦・W(良)6F81.8-5F66.7-4F52.0-3F37.4-1F11.3(馬なり)

石神深一騎手を背に美浦のWコースで3頭併せ(レースはC.ルメール騎手が騎乗)。2歳1勝クラスの僚馬シホリーンを2馬身半先行させ、3歳2勝クラスのカリーシを4馬身半後方に置き、道中は2頭の間で集中を切らさず折り合いに専念。直線では両サイドからプレッシャーをかけられるながらもラスト1F11秒3の脚で2頭をはねのけ、先行した外のシホリーンと併入し、内のカリーシには楽々と1馬身の差をつけて先着しました。終始併せ馬の真ん中で追われており、ソラを使うこの馬の課題にもしっかりと取り組んでいる点も好感が持てます。道中は集中力を切らさず走れており、ゴール版通過後も伸びてと申し分ない動き。本番のパフォーマンスを楽しみにさせてくれる追い切りを消化しています。

ショウナンラプンタ(牡3、高野友和厩舎)

10/16(水)栗東・坂路(良)4F55.0-4F39.1-2F25.1-1F12.1(馬なり)

鮫島克駿騎手を背に栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け上がり、しまいも馬なりで楽に流して12秒1でまとめてゴールしました。1週前は鮫島騎手を背に栗東坂路で強めに追われ、4F54.6-1F12.0をマーク。全体的に負荷は軽めですが、これまでも時計は緩めでこの馬の普段の調教パターンで来れているのは好感が持てます。中3週の間隔で日々状態は上がっており、馬自身は好調。乗りやすいタイプで安定感も高く、ここも高いレベルで好調をキープできている印象です。

ピースワンデュック(牡3、大竹正博厩舎)

10/16(水)美浦・W(良)5F68.1-4F53.2-3F38.0-1F11.5(馬なり)

柴田善臣騎手を背に美浦のWコースで単走。終始馬なりの軽めの内容でしたが、しまいは楽に11秒5をマークしてゴールと動きは軽快。1週前も柴田騎手を背にWコースで2頭併せを行ない、6F80.9-1F11.4の好時計をマークして古馬2勝クラスの相手に先着。1週前は強めに追われてしっかりと負荷がかけられ、最終追いはテンションを上げないように余力をもたせつつも、しまいだけはビシッと追われて11秒台マークと臨戦態勢は万全です。春から夏にかけて3連勝と勢いも付いてパフォーマンスを上げてきており、この時点での気配に関しては申し分ありません。ここも好調と見て、高く評価したい1頭です。