【東京スポーツ杯2歳S予想2024】クラシックへの登竜門!クロワデュノールやレッドキングリーなど出走予定馬を考察
東京競馬の土曜メインは2歳重賞「東京スポーツ杯2歳ステークス」です。2021年の勝ち馬イクイノックスは後に世界一の馬となり、その前年の2着馬タイトルホルダーはその後G1を3勝、その前の勝馬コントレイルはその後のホープフルSを制して三冠を達成するなど、過去の好走馬がクラシックや後のG1戦線で活躍しており、出世レースとしても注目度が高い一戦となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
クロワデュノール(牡2、斉藤崇史厩舎)
東京芝1800mのデビュー戦を快勝したクロワデュノール。好スタートからスピードある二の脚で番手に付けると、スローペース追走から直線の追い比べを上がり3F最速33秒8の脚で抜け出し、2馬身半差突き放す勝ちっぷりを披露。2着馬アルレッキーノは続く未勝利戦を7馬身差で圧勝しており、メンバーレベルも決して低くはありません。今回と同じ東京の1800mで高いパフォーマンスを見せた点は好材料ですし、道中は前目でしっかりと折り合う優等生の競馬で時計も優秀。早くもクラシック候補と呼び声高い1頭です。
レッドキングリー(牡2、木村哲也厩舎)
東京芝2000mのデビュー戦を快勝したレッドキングリー。逃げたミトノオルフェが1000m通過63秒2の超スローペースで逃げ、これを番手から追走。新馬戦らしい直線だけの競馬でしたが、ラスト3F33秒4の脚で抜け出して2着馬を4馬身突き放して圧勝と強い勝ちっぷりでした。直線は内へささりそうなところ左ムチで矯正されており、ゴール前も外へ大きくヨレるなど幼さも見られましたが、稍重の馬場であれだけの加速力を見せたのは素質が高い証拠。気性面の課題は残していますが、ポテンシャルの高さと伸びしろの大きさから期待度は高い1頭です。
ファイアンクランツ(牡2、堀宣行厩舎)
前走の札幌2歳Sで3着に入線したファイアンクランツ。7月に札幌の芝1800mでデビューし、3番手の好位追走から早め先頭で押し切る危なげない競馬で圧勝。続く前走の札幌2歳Sでは出遅れてかなり後方からの競馬となりながらも、3~4コーナーで外目から動いて直線は大外ぶん回しの競馬で伸び、勝ち馬と0秒2差の3着まで詰めてと負けて強しの内容でした。いずれも早めに動いて長く脚を使って上位に来ており、東京の1800mとも合いそうなスタイルです。タフな洋芝から東京の高速馬場に変わってどうかという懸念はありますが、新馬戦の時のように好位に付けることができれば最後は見せ場を作ってくれそうです。