【JRA朝日杯フューチュリティS予想2024】2歳マイル王決定戦！ミュージアムマイルやアルテヴェローチェなど出走予定馬を考察

2歳牝馬チャンピオンを決める阪神ジュベナイルフィリーズに続き、今週は牡馬混合の2歳チャンピオンを決める「朝日杯FS」が行われます。今年はどんな期待馬が揃ったのでしょうか？今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ミュージアムマイル（牡2、高柳大輔厩舎）

前走の黄菊賞を快勝したミュージアムマイル。スタートで出遅れて直後に他馬に挟まれる不利がありながらも、折り合いを欠くことなく6番手の中団を追走。4コーナー手前で仕掛けられると、直線早々に先頭に立ち、上がり3F最速の33秒7の末脚で独走し、3馬身差を付けて完勝しました。これまでの3戦全てで上がり3F最速の脚をマークしており、道中の競馬も大人びた走りで脚を溜めることができています。マイルはデビュー戦以来で当レースでは出遅れて3着に敗れていますが、うまくスタートを出られるようになった今なら問題なし。長い距離でも走れそうですが、決め手は上位でここでも勝ち負けの期待は十分でしょう。

アルテヴェローチェ（牡2、須貝尚介厩舎）

前走のサウジアラビアRCを制し、重賞初制覇を果たしたアルテヴェローチェ。前走は前半3Fが34秒0、後半3Fが35秒3のハイペースを控えてと展開の手助けこそあったものの、直線は大外から追い込んで鮮やかな差し切り勝ちを果たしました。デビュー戦も末脚一閃で快勝しておりいずれも大味の競馬。馬群での競馬や立ち回りの上手さはまだ見せていなく、未知な部分も多い馬ですが、大物感はたっぷり。新馬戦以来のコンビとなる武豊騎手の手腕でポテンシャルを引き上げてくれそうという期待もあり、注目度は高い1頭です。

アルレッキーノ（牡2、国枝栄厩舎）

前走のサウジアラビアRC・5着から巻き返しを狙うアルレッキーノ。デビュー戦と未勝利戦はいずれもハナをきって逃げていく競馬だっただけに、ハイペースで差し・追い込み勢向きの前走は条件が悪すぎたという印象。未勝利戦は逃げて上がり最速33秒7の脚を使って7馬身差の完勝を果たしており、持っているポテンシャル自体はかなり高い1頭です。前進気勢が強く、今は自分のペースで逃げていく競馬が合いそうです。陣営も「気分良く行ければ」と逃げを示唆するコメントを残しており、逃げ馬候補の最有力の1頭としても注目せざるを得ない1頭でしょう。