【ターコイズステークス予想2024】波乱の牝馬ハンデG3!ミアネーロやドゥアイズなど出走予定馬を考察
中山競馬の土曜メインは牝馬限定のハンデG3「ターコイズS」です。如何にも荒れそうな条件で、オープン時代の2011年は121万、重賞に格上げされた2015年は295万馬券の超高額配当が飛び出しており、波乱傾向の強い一戦です。ここは穴馬から狙いたいところではありますが、今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。
ミアネーロ(牝3、林徹厩舎)
前走の秋華賞・6着から巻き返しを狙うミアネーロ。秋華賞は10番手から控えて内をロスなく追走し、直線は鋭く伸びるも6着。上位勢の瞬発力には敵いませんでしたが、2着とは0秒3着差と地力は示しました。距離も血統的にはマイル向きという印象で、【2-1-0-1】と好相性の中山コースなら巻き返しの期待は十分でしょう。唯一馬券圏外に敗れた菜の花賞・5着も序盤とラストの直線で不利を受けた影響が大きく、度外視して良いでしょう。これまで手綱を握ってきた津村騎手からルメール騎手へ乗り替わりということで、新コンビでどのような競馬を見せるかにも注目です。
ドゥアイズ(牝4、庄野靖志厩舎)
前走のクイーンS・4着から参戦するドゥアイズ。2走前のヴィクトリアマイルでも4着とマイルG1でも善戦しており、リステッドの洛陽S・1着、昨年のクイーンSでも2着、阪神JF・3着とマイルではハイレベルな重賞戦でも安定した成績を残しています。未だ重賞タイトルには届いていませんが、牝馬のマイル重賞路線では地力上位。ヴィクトリアマイルではハイペースで上がりのかかる展開、直線では他馬と接触するシーンがありながらも4着と厳しい条件でも崩れていません。初の中山コースがどうかという点は未知ですが、札幌で好成績があるように小回りも対応してくれそうな気配十分です。
アルジーヌ(牝4、中内田充厩舎)
前走のカシオペアS・1着から参戦するアルジーヌ。揉まれない中団の位置からハイペースを追走し、高速決着にしっかりと対応して快勝しました。2走前のクイーンSでは好位3番手から完璧な立ち回りでしぶとく粘っての3着と、負担重量の軽い3歳馬が1・2着を占めたことを考えると負けて強しの内容でした。キャリア10戦で【5-2-1-2】と安定しており、負けた2戦はスローの上がり勝負。締まったタフな流れであればここでも勝ち負けでしょう。前走手綱を握った西村騎手は「すごく馬の気分がハッピーでした」とレース後にコメントしており、馬の状態も絶好調と見て良さそうです。