【名古屋大賞典2024予想】2着は堅い?信頼できる軸馬ミッキーファイト

主役候補のミッキーファイトは古馬との対戦が未経験、ハンデも57.5kgとやや背負わされた印象。無傷の5連勝でプロキオンSを快勝したヤマニンウルスも人気を集めそうだが、初の地方、初の2000m、揉まれた経験がない分の不安などがある。浦和記念を快勝したアウトレンジあたりも上位人気が予想されるが、こちらも前走からハンデ2.5kg増となかなかのハードルだ。

今年の名古屋大賞典は上記の3頭の有力馬が人気の中心となりそうだが、それぞれに不安要素があり、どう優劣をつけるかがポイントとなりそうだ。

ミッキーファイトとアウトレンジについては、今年のみやこSを快勝したサンライズジパングを物差しにしたい。アウトレンジはみやこSでサンライズジパングに敗れての2着で、ミッキーファイトはジャパンダートクラシックでこのサンライズジパングを降している。アウトレンジの前走・浦和記念の勝ちっぷりは強く上昇度は高そうだが、世界的名馬のフォーエバーヤング相手にも0秒2差迫ったミッキーファイトの方が上位と評価したい。

ヤマニンウルスについては物差しにできる馬がいない分評価が難しくなるが、間違いなく期待度は高い1頭。ただ、前走から約5ヶ月ぶりのレース、斤量最大、中央よりも深い砂厚と克服すべき条件が多いという点は気がかりだ。やはり過大に評価するのは危険とみたい。

となれば本命として最有力視するならここはミッキーファイトが一番妥当か。

ハンデは前走が57kgなら、57.5kgも克服可能。前のライバルたちを見ながらレースができそうなのも魅力で、うまく立ち回れば交わしきれる可能性は高い。アタマ固定とまではいかなくとも、連軸までの信頼度ならこの馬が一番高いと見て有力視したい。