【JRAシンザン記念2025予想】実績上位アルテヴェローチェ、信頼度はいかに?
朝日杯FS・5着から参戦するアルテヴェローチェ。
前半が35秒4、後半33秒7のスローペースを後方から追走し、直線では馬群の中から間を割って追い上げるも、5着が精一杯という内容だった。
デビュー戦とサウジアラビアRCを連勝と勢いはあったが、いずれも大味の競馬で器用さが求められる競馬となった前走は力を十分に発揮できなかった。展開の恩恵が受けられず、スローペースで道中は折り合いを欠きそうになる場面もあった。勝負どころで大外を回していければさらに伸びていけたかもしれないが、位置取り的に伸びていけるスペースはあそこしかなかったとも言えよう。
いずれにせよ、スローペースを馬群縫っての5着は悲観する必要のない内容。ある程度流れての末脚勝負なら勝ち負けになるはずだ。中京マイルはスタートして直ぐ上り坂があるので本来前半のペースは落ち着きやすいコースではあるが、近年前半はハイペースとなることが多い。高速決着への適性は未知となるが、現在の冬場の荒れた中京馬場は合いそうで、近年の同レースのペース傾向からも条件はハマりそうな気配だ。
乗り難しい一面がありつつも、左回りは問題なく、芝の1600mも重賞勝ちの実績があり、信頼度は決して低くない1頭と言えよう。出走馬の中で唯一の重賞ウイナーで、このメンバーでは力は一枚上。舞台適性も問題なく、前走以上に展開が向きそうなここは高確率で勝ち負けになると見て、有力視したい。