【根岸S2025予想】疲れ知らずのタフネスさが魅力、フリームファクシ✕M.デムーロ騎手
実績や勢いではすばるSの勝ちっぷりが圧巻だったフリームファクシが最上位か。
前走のすばるSは好位追走から直線入口で進出し、外へ出されて伸びて3馬身差の完勝。中京コースらしい直線の瞬発力勝負という展開を見事に制した。
ダートへ転じて今回が4戦目とまだキャリアは浅いが、初戦からダートへの高い適性は見せており、すでに不安視する必要はなし。もともと芝のリステッドで上位争いを演じてきた馬であり、地力も上位である。東京とダートスタートが問題なければ、ここは勝ち負けだろう。
唯一の懸念は“疲れ”。この秋はすでに4戦使われており、うち3走はこの1ヶ月半で使われてとかなりの強行日程だ。とは言え馬の状態が良ければ積極的に使っていく陣営でもあるので、追い切りなどで極端にパフォーマンスを落としてくるようなことがなければ評価を下げる必要もなさそうだ。
ダートで挙げた全2勝はワンターンという条件で、今回の東京1400mもピッタリの条件だ。切れ味よりは長く良い脚を使う方が向きそうな血統背景でもあり、舞台適性や実績を考慮してもここは上位と評価していい1頭だろう。
鞍上のM.デムーロ騎手は初コンビを組んだポートアイランドS・2着後にダート挑戦をトレーナーに促しており、早くから同馬の適性を見抜いていた。酷なローテーションでも安定して力を発揮できるタフさはまさにデムーロ騎手のお手馬としてピッタリだ。
現状状態面さえ問題なければ重い印が打てる1頭として注視したい。