【阪神牝馬S予想2016】帰ってきたストレイトガール、本当にまだ走れるのか?
阪神土曜のメインレースは「第59回阪神牝馬ステークス」だ。昨年までは内回りの芝1400mだったが、ヴィクトリアマイルの前哨戦としての性格を強めるべく、今年からは外回りの芝1600mに変更された。本番と同じ舞台ということでこれまで以上に同競走の勝馬はヴィクトリアマイルで注目を集めることになるだろう。そういった意味でも見逃せない一戦である。
引退撤回、そして現役続行したストレイトガール。ファンの期待にこたえれるか?
上記の理由からもヴィクトリアマイル参戦を見越した注目馬をピックアップしていきたいところだが、どうしても気になるのはいつ引退してもおかしない馬、ストレイトガールだ。昨年の香港スプリントを最後に引退を宣言していたが、その後は引退を取り止め引き続き今年も出走すると陣営は発表した。今年7歳となり、牝馬としては高齢も高齢。「まだ走れるのか?」「繁殖入りしたほうがいいのでは?」と不安な声も聞こえてきそうだが、戻ってくるからにはそれなりのパフォーマンスに期待したい。
馬の状態ことは厩舎が一番良く分かっているので、出してくるということは順調なのだろう。昨年のヴィクトリアマイルの覇者であり、その後もスプリンターズSを優勝し、G1・2勝という輝かしい成績を持っている牝馬である。実績だけ見れば十分に強い。しかし、一度は引退宣言をしているだけに陣営の不安定さを懸念する声も少なく無いだろう。一番最悪なケースは怪我をしてしまうことだが、中途半端なレースも見たくはない。この馬を見守ってきたファンの期待に応えるためにも、不安や不満を打ち消してくれるような走りに期待したいところである。まずは阪神牝馬Sをどのような仕上がりで出走してくるのか、その始動戦に注目だ。