【青葉賞2019予想】ダービー切符獲得はどの馬か?ウーリリやピースワンパラディなど出走予定馬を考察
27日土曜の東京メインは、2着までに優先出走権が付与されるダービートライアル「青葉賞」です。ダービーと同じ条件のトライアルなので毎年素質馬が数多く出走してきますが、2018年までに当競走の勝ち馬からダービー馬は誕生しておりません。本番へは繋がりにくい一戦ですが、過去にはダービー勝利まであと一歩のところまで行った馬が多数おり、青葉賞ローテからのダービーホースが出るのは時間の問題にも思えます。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
ウーリリ(牡3、友道康夫厩舎)
2016年のダービー馬マカヒキの全弟ということで、デビュー戦は単勝オッズ1.8倍の人気を集めました。レースは中団の前目から進め、直線で外からスパートをかけると、後にシンザン記念で3着に入着したミッキーブリランテとの叩き合いに競り勝ち、期待に応えて見事に快勝。2走目で重賞初挑戦となった毎日杯では、逃げ切った勝ち馬には首差届かずの2着という内容でしたが、好位で脚をためて直線も内から鋭く伸びた末脚を披露し、将来性の高さを証明しました。距離は1800mの2戦のみですが、マカヒキも徐々に中距離路線へと路線変更していった経歴があり、血統的な魅力も十分です。
ピースワンパラディ(牡3、大竹正博厩舎)
1月の中京マイルのデビュー戦を快勝すると、続くフローラルウォーク賞でも大外一気の追い込み勝ちを決めました。上がり最速33秒0の末脚を使った決め手は東京コースとの相性も良さそうですし、左回りも2戦2勝と好成績。もともとゲートは速い馬でしたが、前走はまさかの出遅れで後ろからの競馬となり、想定しない形での競馬となりました。それでも最後はしっかりと伸びてきて優勝するのだから能力は高い1頭です。前走後は放牧でリフレッシュされており、状態も良さそうです。あとはマイルから一気に4F延長となるので、距離さえ持てば。
サトノラディウス(牡3、国枝栄厩舎)
昨年11月に東京2000mでデビューし、上がり最速33秒4の脚で快勝。今年は初戦の梅花賞を制し、2戦目の弥生賞は6着に敗れました。前走の弥生賞は雨の影響もあり、インがかなり傷んでおりました。内目の4番スタートで中団後ろからレースを運ぶも、3~4コーナーでも進んで行けず、勝負どころでの手応えも悪くなってしまいました。2走前の梅花賞も勝ちはしましたが、コーナーでの動きにズブさが見られ、直線でもフラつくシーンが見られました。それでも梅花賞で2400mの距離を経験しているのは大きな武器で、小回りの中山の2000mよりは広い東京の2400mの方が脚質的にも合いそうで、今回は条件好転。まだ子供っぽさが残っておりますが、伸びしろのある1頭です。
他にも、京成杯・2着のランフォザローゼスや、大寒桜賞を逃げ切ったリオンリオンなど、面白いメンバーが揃いました。今年のダービー馬がこのメンバーにいる可能性も無きにしもあらず。その可能性をふまえて各馬しっかりと考察したいと思います。青葉賞は27日(土)に東京競馬場の11Rで実施。発走時間は15:45の予定。