サトノアレス、引退。海外で種牡馬入りのプランも?

2016年の朝日杯FSを制し、同年の最優秀2歳牡馬に選出されたサトノアレス(牡5、藤沢和雄厩舎)が、現役を引退して種牡馬入りすることが明らかになった。16日、同馬を管理する藤沢調教師が明かした。

サトノアレスは2016年8月に札幌でデビュー。デビュー3戦目の未勝利戦を勝ち、続くベゴニア賞を勝利し朝日杯FSへと駒を進めた。朝日杯FSでは6番人気と前評判はそこまでだったが、大外から差し切って優勝し、3連勝でG1レース初勝利を飾った。

翌年のクラシック戦線では皐月賞・11着と大敗し、3歳時は結果を残せなかったが、翌年には東京新聞杯・2着、スプリングC・3着など1400~1600mのレースを中心に活躍した。今年は東京新聞杯から始動し3着に善戦し、続くスプリングCにも出走したが、馬場入場後に左前肢跛行を発症し、競走除外となった。

現在は蹄の不安は無くなったとのことだが、ピッチが上がった時には再発する可能性もあるとして、大事をとって引退させることが決定した。今後は種牡馬入りする予定となっており、米国または欧州で種牡馬入りするプランも浮上しているということだ。近親にはロイヤルアカデミーやストームキャットがいる一族で、海外の馬場は合う可能性は高い。今後は種牡馬としての活躍にも期待したい。

サトノアレスは父ディープインパクト、母サトノアマゾネス、母父デインヒルという血統。通算成績は16戦4勝、うち重賞は1勝。サトノアレス号、お疲れ様でした。