アップトゥデイト引退、今後は乗馬に
2015年の中山グランドジャンプや中山大障害を制したアップトゥデイトが、26日付けでJRAの登録を抹消し、現役を引退した。今後は馬事公苑で乗馬になる予定となっている。
アップトゥデイトは2012年7月に中京のダートでデビュー。同年は園田の兵庫ジュニアGP(2着)や、川崎の全日本2歳優駿(3着)など平地のダート重賞戦線で活躍するも、クラスが上がるに連れて苦戦した。2014年の4歳秋に障害へと転身すると、その後は順調に勝ち進んでいき、翌年の2015年には夏の小倉サマージャンプや中山の障害G1を2勝するなどし、同年のJRA賞最優秀障害馬に輝いた。
かつては障害G1・6勝の実績を持つオジュウチョウサンのライバルとしてしのぎを削り、障害重賞戦線を大いに盛り上げた。昨年末のオジュウチョウサン不在の中山大障害は1番人気を集めたが、最終障害で落馬し競走中止となり、これがラストランとなった。
アップトゥデイトは父クロフネ、母リニアミューズ、母父トニービンという血統。通算成績は37戦10勝、うち重賞は6勝。アップトゥデイト号、お疲れ様でした。