【スプリンターズS予想2019】G1シーズン到来！ダノンスマッシュやタワーオブロンドンなど出走予定馬を考察

いよいよ秋のG1シーズンが到来。秋の短距離王者決定戦「スプリンターズステークス」が中山競馬場で開催されます。春の高松宮記念では人気を集めたダノンスマッシュやモズスーパーフレアが圏外へ飛び、449万馬券が飛び出す波乱の決着となりました。明らかに飛び抜けた存在が見当たらない今のスプリント路線。果たした秋はどの馬が王者に輝くのか？今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

ダノンスマッシュ（牡4、安田隆行厩舎）

高松宮記念では1番人気の期待を裏切ってしまったダノンスマッシュ。3～4コーナーで外を回るロスが響いたのか、直線ではジリジリと伸びるも4着までが精一杯でした。内なら来ていたという声も多く、コース取りの差は大きいでしょう。力負けではないのでそこまで評価を下げる必要はありませんが、もう少しペースが落ち着いたりロスのないコース取りで運べるなど、好走するにはやはりある程度の条件がハマる必要もあるため、評価するにはレース展開や好条件がどの程度揃うのかなどを読む必要がありそうです。

タワーオブロンドン（牡4、藤沢和雄厩舎）

今夏からスプリント路線へと転身してきたタワーオブロンドン。函館スプリントS・3着、キーンランドC・2着、セントウルS・1着とサマーシリーズで大活躍し、見事夏のスプリント王者に輝きました。二の脚も速く、スピード能力も申し分なく、スプリント適性は抜群。前走はラストも速いラップを連続で刻めており、高速馬場との相性も良さそうです。逆に馬場が渋るようなら疑ってみても良いかも知れませんので、レース前日や当日の馬場傾向は把握しておく必要がありそうです。また、鞍上が主戦のルメール騎手から浜中騎手へと乗り変わる点もどういった影響が出るのか気になるところです。

モズスーパーフレア（牝4、音無秀孝厩舎）

今年オーシャンSで逃げ切り勝ちを果たし、重賞初制覇を果たしたモズスーパーフレア。その逃げっぷりを買われ高松宮記念では2番人気に推されるも、15着に敗退した。序盤で脚を使ってしまったこともあり、最後は失速してしまった。前走の北九州記念では内に同系がいたため好位からとなり、馬体重が26キロ増と余裕残しだったこともあってか、4着に敗れた。いずれのレースも外枠で、条件が嵌らなかった感が強い。スローから一足使う競馬より、オーシャンSのようにハイペースでもバテずに粘れる競馬が同馬の武器。自分の競馬に持ち込めればここでもチャンスは十分、近2戦は期待を裏切っているが、侮れない存在。

他にも、北九州記念で2着に好走したディアンドルや、セントウルS・2着のファンタジストなど、スプリント界を盛り上げる猛者たちが多く揃いました。果たしてどの馬が秋の短距離王に輝くのか？楽しみは尽きません。スプリンターズSは9月29日（日）に、中山競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。