【毎日王冠2019予想】天皇賞秋への最重要ステップ!インディチャンプやダノンキングリーなど出走予定馬を考察
10月に入り、今週末から東京競馬がスタート。開幕を飾る重賞は秋の古馬中距離路線のチャンピオンを決める天皇賞に向けた重要なステップレース「毎日王冠」です。昨年はアエロリットが逃げ切り、一昨年はリアルスティールが差し切るなど近年はG1馬が活躍しており、毎年豪華なメンバーが揃うこの一戦。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
インディチャンプ(牡4、音無秀孝厩舎)
前走の安田記念を優勝し、G1初制覇を達成したインディチャンプ。1800mは昨年の毎日杯(3着)を最後に走っておらず、以降はマイルを主戦場にしてきました。血統的にはこなせそうですしスタミナもあるので、あとは前走のように脚をうまく溜められれば問題はなさそうです。前走は福永騎手の好騎乗もあり、序盤の位置取り、ロスのないコーナリング、直線の進路取りなど全てが噛み合って勝ち取ったという印象。久々の1800mでどのような競馬を見せるのかも楽しみですし、シルクレーシングの公式サイトでは今月始めには既に498キロまで増えているという情報もあり、成長も楽しみな一頭です。
ダノンキングリー(牡3、萩原清厩舎)
前走の日本ダービーでは2着、皐月賞では3着と今年のクラシック戦線で活躍中のダノンキングリー。今回が初の対古馬戦となりますが、この世代が古馬相手にどこまで通用するかを測る上でダノンキングリーがどこまで戦えるのかは非常に重要となるでしょう。スタートもうまく、折り合えて、流れても末脚を伸ばせて、スローでも切れるといったように総合力の高さがある馬です。マイルの速い流れにも強いですが、開幕週の東京1800mは武器である末脚も発揮しやすいでしょう。54キロの斤量も魅力で、古馬相手でもいきなり上位争いできそうな気配があります。
アエロリット(牝5、菊沢隆徳厩舎)
昨年の毎日王冠で逃げ切り勝ちを果たしたアエロリットは連覇を狙って今年も参戦。前走の安田記念でも先手を取って2着に粘り、逃げっぷりは今も健在。前走手綱を握った戸崎騎手から、今回は初コンビとなる津村騎手へと乗り替わりとなりますが、G1・G2の勝利実績がない騎手なだけに大舞台でペースを作っていく馬でどんな騎乗を見せるのかは気になるところです。早めに仕掛けても最後まで粘れる脚もありますし、今回は明確な逃げ馬も同馬意外におらず、開幕週ということで逃げ馬にとって有利に働きやすい条件が揃っております。思い切りのある競馬を期待したいところです。
他にも、昨年の安田記念の勝ち馬モズアスコットや、17年のマイルCSの勝ち馬ペルシアンナイトなど、G1馬が多数参戦する予定となっており、豪華なメンバーが揃っております。毎日王冠は10月6日(日)に、東京競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。