【小倉記念】過去のデータから傾向を読む

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小倉記念の過去のデータから予想を立ててみたいと思います。まずは過去10年間の傾向からどんな馬が優勝しやすいのか、これをさぐっていきましょう。

前走について

過去10年間の優勝馬が前走からどういったローテーションでやってきているのかを調べて見たところ、七夕賞が2度選ばれているのみで、その他はバラバラでした。ローテーションとして確立されているようなものではないということでしょうか。

重賞以外からの流れで優勝したのは49回のメイショウナルトが関ヶ原ステークス(1600万下)から優勝したのみで、その他は全て重賞競走からのローテーションとなります。

ちなみに、前走での成績は1着:2、2着:3、3着:2、4着以下5頭と前走の成績はあまり影響しないと見てもよさそうです。

適正距離に関して

小倉記念は小倉競馬場・芝2,000mで開催されます。優勝馬の適性と小倉記念の相性を調べてみました。

過去10年間の小倉記念の優勝馬延べ10頭の芝2,000mの競走成績は1着23回、2着19回、3着10回、4着以下56回となり、勝率21.3%、連対率38.9%、3着内率38.9%。

自身の優勝回数も芝2,000が一番多い馬が7頭と、やはり芝2,000は総合的にみて得意な馬が有利です。

今回の出走馬に照らし合わせる

まずはウインプリメーラですが、芝2,000での優勝経験がありません、前走マーメイドSでの4着はなかなか良いのですが、前走成績は小倉記念の結果に影響しづらいというデータが出ていますので、ウインプリメーラは若干危ういです。

そして、G1経験馬のオーシャンブルー。近走はあまり成績を出せていませんが、芝2,000の勝率は5/10の50%と優秀です。近走での成績不振もひょっとしたら2000への挑戦が減っていることが関係しているかもしれません。

注目は2000のスペシャリスト・ベルーフの存在。3歳馬なのでデータの積み重ねは少ないものの過去6戦中5回が2,000mで成績も[3-1-0-1]と非常に優秀です。間違いなく人気もする上に、否定的な材料も特に見つかっていないので、オッズ次第では美味しくないため回避もありえます。

というわけで直前データ予想ですが、みなさんは既に予想を固めていらっしゃるでしょうか?出走が楽しみですね。今週頭ほどの気温上昇ではなさそうですが、現地組など外の方は熱中症にお気をつけ下さい。