【秋華賞2019予想】今年は三浦騎手が来る?!フェアリーポルカで悲願達成なるか?

今年でデビュー12年目になる三浦皇成。“ポスト武豊”と騒がれていた期待の騎手だが、デビュー年の91勝を上回る勝利数は挙げれておらず、G1も未勝利のまま12年目を迎えた。

しかし、昨年68勝を上げて大怪我からの完全復活を果たすと、今年はすでに81勝を上げ(10/9時点)、デビュー年の記録も今年ようやく塗り替えれそうだ。春には通算700勝を果たし、昨年を大きく上回る勢いで勝利数を重ねていっている。現在リーディングも6位と上位にランクインしており、関東では戸崎騎手に次ぐ2位にランクインと好調ぶりが伺える。

「今年は三浦が来る」。そんな言葉もどこかの競馬のコラムで聞いたくらい、今年の三浦騎手は乗れている。とくに今年は平場では穴馬をよく持ってくるイメージが強く、個人的にも例年以上の信頼を置いている。ただ、重賞ではやはり馬質的にも厳しいところがあり、とくにG1においては買わないことが多いのが現状だ。

しかし、今回の秋華賞で騎乗予定のフェアリーポルカはG1でも十分に買える1頭と言えよう。若駒Sではクラシック戦線を賑わせたヴェロックスの3着に入線しており、G2・2勝馬のリオンリオンにも先着の経験があり、能力は高い馬。

前走の紫苑ステークスでは上手く内を回る競馬が出来ており、直線序盤の反応も鋭く、勝ち馬とはほとんど差のない2着に好走した。夏を経てプラス16キロと余裕残しの作りであったことも考えれば、叩き2戦目の次は一層期待が持てる。

秋華賞は持続力が求められやすいが、長く脚を使うイメージが合うルーラーシップ産駒ならレース適性も高そうだ。前につけることも出来るし、京都の2000mを経験している唯一の馬であることも好材料。また、当日は台風の影響で馬場が重たくなる可能性が高いが、道悪になればパフォーマンスが落ちそうな有力馬が今年は多くいる。タフな馬場もこなせる血統のフェアリーポルカにとってはそこまで大きなマイナス材料となることもなさそうだ。

立場的には伏兵の存在で、マークも薄くなる可能性が高い今回は三浦騎手にとっても競馬はしやすくなるだろう。好走条件は揃っており、いよいよ三浦騎手に悲願達成のチャンスがまわってきた。今年の三浦騎手は乗れている、成果を出すための準備は整ったと見て、重たい印を打ちたいと思う。