【武蔵野S予想2019】砂の王者を目指す強豪が集結!エアアルマスやサンライズノヴァなど出走予定馬を考察
東京の土曜メインはダート1600mのG3「武蔵野ステークス」です。2014年から1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権が付与されたことで、出走してくるメンバーのレベルも近年は上がってきた印象があります。今年は一体どんな馬が揃ったのでしょうか?というのことで今回は、出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。
エアアルマス(牡4、池添学厩舎)
今年6月に芝からダートへ転身したエアアルマス。初戦の安芸S、エニフS、太秦Sと連勝し、ダートでは負け無しの実績。安芸SとエニフSではいずれも上がり3F35秒台をマークし、存在感を示しております。今回はダートでは初の東京コースとなりますが、芝の東京コースでは3着の実績があり、左回りもこなせそうな気配はあります。エニフSでは砂を被るのを嫌がる仕草を見せ、序盤で後退して外を回すことになりました。それでも最後の鬼脚でまくっているのですから切れ味は相当です。前走の太秦Sではそれを見越して先行しておりますし、今回も先行策の可能性は大。重賞でも先行して前走のようなパフォーマンスが出せるのかに注目。
サンライズノヴァ(牡5、音無秀孝厩舎)
前走は盛岡の南部杯を優勝し、悲願のG1初制覇を達成。昨年の武蔵野ステークスの勝ち馬で、レースはスタートで出遅れて後方の競馬から進めますが、中断に取り付くと、最後の直線では末脚を伸ばして先に抜け出し馬を交わして優勝。逆に前走の南部杯では先行策からの押し切りでG1初勝利を飾っており、自ら早めに進出してレースを動かすかたちで競馬ができるのも強みです。ただ、今回は59キロと斤量が一気に重たくなるので、56キロで走った昨年とは勝手が違ってくるでしょう。東京ダートの1400~1600mを主戦場としており、追い込み競馬で実績を上げており、得意の舞台のここなら勝ち負けになっていいはず。
グルーヴィット(牡3、松永幹夫厩舎)
今回久々のダート戦となるグルーヴィット。デビュー戦と2戦目はダートでしたが、3戦目から芝へ転身。今年は春にファルコンSに出走して2着、夏は中京記念を優勝と芝の重賞で活躍しましたが、前走のオータムハンデで11着に敗れ、ダートの舞台へ舞い戻ってきました。ただ、前走のような軽い馬場の時計勝負では分が悪いタイプで、能力とは参考外の負け方でした。高速馬場よりもダートの方がむしろ走る可能性はあると考えても良いかもしれません。とは言え、相手はダート路線の歴戦の古馬。どこまで通用するのかが見所です。
他にも、ユニコーンS・2着のデュープロセスや、根岸S・3着のカフジテイクなど、面白い馬が多数揃いました。武蔵野Sは11月9日(土)に、東京競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時30分の予定。