【朝日杯FS予想2019】2歳マイル王決定戦！サリオスやレッドベルジュールなど出走予定馬を考察

2019年も残すところあと僅か、中央競馬の開催で言えば残り3週となりました。先週の2歳牝馬チャンピオンを決める阪神ジュベナイルフィリーズに続き、今週は牡馬混合の2歳チャンピオンを決める「朝日杯フューチュリティステークス」が行われます。今年はどんな期待馬が揃ったのでしょうか？今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。

サリオス（牡2、堀宣行厩舎）

前走のサウジアラビアRCを2歳コースレコードで圧勝したサリオス。直線では外からクラヴァシュドールに前に出られましたが、そこから差し返して最後は1馬身1/4差突き放す圧巻の内容でした。2戦2勝でいずれもラスト1F33.1秒の末脚を繰り出しており、マイル適性も高そうです。今回は初の右回りとなりますが、外回りで直線も長い阪神マイルなら問題はなさそうですし、好位から競馬ができる点もここでは好材料。人気を集める1頭になるでしょうし、ダービーも狙えるという声も囁かれております。ここは試金石の一戦となりそうです。

レッドベルジュール（牡2、藤原英昭厩舎）

前走のデイリー杯2歳Sを快勝したレッドベルジュール。新馬戦では2番手から押し切る競馬で勝ちましたが、前走は後方2番手追走から直線でインを突いてそのまま伸びて快勝するという内容でした。4カ月半ぶりの実践で馬体重も28キロ増で、新馬戦とは馬体も勝ち方もガラリと変わった同馬ですが、成長を示す一戦であったと感じます。まだ上昇の余地もありそうで、初コンビを組むスミヨン騎手でどんな競馬を見せてくれるのかも楽しみな1頭です。

タイセイビジョン（牡2、西村真幸厩舎）

前走の京王杯2歳Sをレコード勝ちしたタイセイビジョン。2走前の函館2歳Sではビアンフェに届かず2着に敗れましたが、1ハロン延長した京王杯2歳Sでは見事に差し切りビアンフェに2馬身差を付け快勝。今回はさらに1ハロン延長となりますが、前走ミドルペースから先行して上がり3F最速を出し、道中も折り合いがしっかり取れていたことからも、距離延長はさほど問題にならないように思えます。ルメール騎手から初コンビとなる武豊騎手へ乗り替わりとなりますが、G1は朝日杯FSだけ未だにまだ勝ったことがない武豊騎手にとって、完全制覇を果たす大きなチャンスがまわってきたという意味でも注目度の高い1頭です。

他にも、小倉2歳S・3着のラウダシオンや、函館2歳Sを逃げ切ったビアンフェなど、注目度の高い2歳馬たちが揃いました。朝日杯FSは12月15日（日）に、阪神競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。