【ターコイズS予想2019】波乱の牝馬ハンデG3!コントラチェックやシゲルピンクダイヤなど出走予定馬を考察
中山の土曜メインは、芝1600mで行われる牝馬限定のハンデG3「ターコイズS」です。如何にも荒れそうな条件で、実際100万馬券以上が過去10年で2度も出ている(オープン時代含む)波乱傾向の強い一戦です。ここは穴馬から狙いたいところではありますが、今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。
コントラチェック(牝3、藤沢和雄厩舎)
今年のフラワーCを優勝し、重賞初制覇を果たしたコントラチェック。前走の秋華賞では15着、2走前のオークスでは9着に敗れ、クラシックでは結果を残せませんでしたが、距離が長すぎた印象でした。中山コースは2勝2着1回で連対率は100%ですし、マイルなら適性も高いです。他に極端な逃げ馬はおりませんので逃げ馬の最有力候補となりそうですが、逃げ切って連敗打破できるか?展開面を予想する上でも注目度の高い1頭となります。
シゲルピンクダイヤ(牝3、渡辺薫彦厩舎)
今年はチューリップ賞と桜花賞で2着、前走の秋華賞で3着と、いずれも伏兵的な立場でありながらクラシック路線で活躍したシゲルピンクダイヤ。あと一歩勝ち切れないところがありますが、戦ったメンバーを考えれば上等。メンバーの格が落ちるG3のマイルが舞台でまずは重賞初制覇を狙います。マイルは4戦して馬券圏内率100%と堅実です。切れのある末脚が最大の武器ですが、初となる中山コースの短い直線でこれまで通り追い込めるかどうかが不安要素となりそうです。
エスポワール(牝3、角居勝彦厩舎)
夏に2連勝し、上がり馬として秋華賞では3番人気に推されるも、後方のまま9着に敗れたエスポワール。全体的にペースが早かった点や、3コーナーで前のペースが落ちた際に手綱を引かれてスムーズさを欠くなど、敗因要素もいくつかありますが、やはりクラシックの上位勢の実力には届かなかったという印象があります。ただ、前走の修学院Sではしっかり前目から運んで押し切って完勝しており、重賞級の能力があるのは確かです。今回初のマイルとなりますが、前走のような前目で強い競馬ができるなら問題はなさそうです。
他にも、京成杯オータムHを優勝したトロワゼトワルや、一昨年2着・昨年4着の実績がある同レース常連のフロンテアクイーンなど、若い馬からベテランまで面白い馬が多数揃いました。ハンデもあり各馬の評価が難しい難解な一戦ですが、今後の牝馬重賞路線にも繋がるという意味でも、注目の一戦となりそうです。ターコイズSは12月14日(土)に、中山競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時25分の予定。