【有馬記念2019予想】ハイペース必至?先行勢が外枠に集中
ついに有馬記念の枠順も確定し、予想も大詰めに入ってきました。優勝候補の最右翼・アーモンドアイの5枠9番は好枠とは言い難いですが、極端な外を避けれただけでも喜ぶべき枠と言えるでしょう。
今回の枠順でもう一つ注目すべきは、先行勢が外へ集まったという点でしょう。逃げ・先行候補のキセキとクロコスミアは6枠、アルアインは7枠、アエロリットは8枠に入りました。
スタートから最初のコーナーまでの距離は短いので、外から被さるようにして外の先行勢がポジションを取りに飛ばしていくとなると、必然的にペースも流れてくる可能性が高そうです。内枠の馬はその後ろで脚を溜めるという展開が一番しっくりくるような配列の枠順となりました。前へ行った馬は序盤の無理とハイペースで途中で脚がなくなり、上がり出せる馬が一気に差してくるという感じでしょうか。
となるとアーモンドアイはやはり外せません。隣のサートゥルナーリアも同様、この位置だと外から被される可能性があるのである程度出していく意識が必要となってきますが、潰し合うことだけは避けたいところ。この2頭の序盤の動きは見どころとなりそうですね。
差し馬ならリスグラシューも外せなくなります。3枠6番と枠も良いです。シンプルですが、最後はアーモンドアイとリスグラシューの1・2番人気の叩き合いという展開となる可能性は十分ありそうです。
あとは脚質と枠の関係で一番魅力を感じるのはスワーヴリチャードです。内で上手く脚を溜めやすい位置なので、あとはスムーズに抜け出すだけ。他の馬に比べればやることの難易度は低く、まさに絶好枠と言って良いでしょう。右回りの不安や、最終追い切りが極端に軽めだった点など買い難い要素もありますが、この枠なら抑えておきたくなります。
次に好枠を引いたと感じたのは3枠5番を引いたフィエールマン。流れた時にこの馬の持続力のある末脚はアドバンテージとなりそうですし、内枠を引いたことで持ち味も活かしやすくなりました。凱旋門賞の大敗や重馬場適性など不安要素もありますが、連対率100%の中山コースで内枠、菊花賞馬にグランプリ男の池添騎手といったように、不安要素を補うほどの好材料が揃っております。
個人的に有力視していたヴェロックスが外枠に入ったしまったのは残念。腹をくくって先行していくしかないように思えます。馬群に包まれることはなくなるというメリットもありますが、枠的にも並び的にも買い難くい位置となってしまいました。
枠順確定後の見解としては、アーモンドアイ、リスグラシュー、スワーヴリチャード、フィエールマンの評価がさらに上がったという感じです。逆に有力視していたヴェロックスは枠や位置関係的に買い難くなり、評価を改めたいと思います。