【シンザン記念2020予想】注目の“出世レース”!サンクテュエールやルーツドールなど出走予定馬を考察
伝説の三冠馬シンザンを記念して創設されたレース「シンザン記念」が12日、京都競馬場で行われます。明け3歳馬のまだまだ人気と実力が伴っていない若駒たちのマイル戦ですが、過去の勝ち馬はこの後のクラシック戦線で大いに活躍しており、“出世レース”としても注目されている一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。
サンクテュエール(牝3、藤沢和雄厩舎)
前走のアルテミスステークスでは番手から流れに乗って直線も抜け出しますが、最後はリアアメリアに交わされ2着に惜敗。新馬戦とアルテミスステークスの2戦とも上がり33秒6をマークしており、ディープインパクト産駒らしい決め手のある馬です。母は米G1馬で、兄には米G1・2勝のヨシダもいる良血です。好位からの競馬が上手く、センスはある馬。あとは初の右回りコースに対応できれば。
ルーツドール(牝3、藤岡健一厩舎)
11月の東京でデビューしたジャスタウェイ産駒。新馬戦は2着馬に5馬身差をつけて快勝する圧倒的なパフォーマンスを披露しました。時計も同日の3勝クラスと0.2秒差しかない優秀な時計で、早くもクラシックへと期待を広げました。兄には現役トップクラスの実績を持つフィエールマンがいる良血で、大物感を漂わせます。大型馬で跳びも大きく、マイル以上の舞台でも期待したくなる1頭ですが、まずはメンバー格が上がるここでどこまでの馬か見極めたいところです。
タガノビューティー(牡3、西園正都厩舎)
ダートでデビューし2勝しますが、3走目の朝日杯フューチュリティステークスでは初芝にも関わらず4着に好走。道中は控えて後方から進め、後半でじわじわと外から上がっていき、直線は内を交わしてといったように見せ場もたっぷりの4着でした。クラシックを狙うというよりは、選択肢の多い芝レースでの可能性を追求しての選択という感じがいたしますが、ダート路線でも突き進めそうな1頭なだけに、色々な意味で注目したい1頭です。
他にも、朝日杯フューチュリティステークス・5着のプリンスリターンや、京都マイルが3戦目となるオーマイダーリンなど、多くの注目が揃いました。シンザン記念は1月12日(日)に、京都競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。