【京成杯2020予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
今週は明け3歳の中距離重賞「京成杯」が中山競馬場で行われる。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきた。今回は、中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。
スカイグルーヴ(牡3、木村哲也厩舎)
1/15(水)美浦・南W(重)5F69.1-4F53.8-3F38.8-1F11.9(馬なり)
美浦南Wで3頭併せ。真ん中のユナカイト(牝4、2勝クラス)を2馬身、外のサクライロ(牝3、未勝利)を4馬身追走する形でスタート。道中は内で控えて落ち着きながら追走し、リラックスした走りで進めた。コーナーで差をつめて直線で並ぶと騎手が仕掛けていき、これに鋭く反応してラスト1Fは11秒9の好時計をマークし鋭い動きを見せて併入した。雨で馬場が重たくなっていたが、とくに苦にしたり走りにくそうな面が無かった点も良かった。
ヒュッゲ(牝3、木村哲也厩舎)
1/15(水)栗東・坂路(良)4F53.4-3F38.8-2F25.1-1F12.4(馬なり)
和田竜二を背に、栗東坂路を2頭併せ。僚馬のノーブルカリナン(牝5、2勝クラス)の内から伸びていき、2馬身先着した。後半は前を走る馬が内へヨレてしまい、これを外へ避けてから再度内へ切り返すロスがあったが、それでも上々の時計をマークしている。1週前にも重馬場のCWでびっしり追われて6F82.7-5F66.9-4F51.6-3F37.6-1F11秒.7と好時計をマークしており、好調ぶりが伺える。
クリスタルブラック(牡3、高橋文雅厩舎)
1/15(水)美浦・坂路(やや重)4F54.2-3F39.0-2F25.4-1F12.6(馬なり)
吉田豊騎手を背に美浦坂路を2頭併せ。僚馬のアイスナイン(牡3、未勝利)をコーナーで詰めると直線で並びかけ、外からあっさりと交わして2馬身先着した。手応えにもまだ余裕があり、重たい馬場の中でも終いの脚をしっかり使えていた。時計は特別驚くようなタイムではないが、馬なりのままでこの内容・時計は十分。新馬戦では幼さを見せたが、勝ちっぷりは豪快。まだ伸びしろが見込めそうだ。