【アメリカJCC予想2020】実績馬の始動戦!ブラストワンピースやダンビュライトなど出走予定馬を考察

春の飛躍を誓う実力馬たちの始動戦の1つ「アメリカジョッキークラブカップ」が26日、中山競馬場で行われます。春の古馬G1路線を展望する重要な一戦で、例年レベルの高い一戦が繰り広げられているレースです。今年はどんな馬が揃ったのでしょうか?今回はそんな中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

ブラストワンピース(牡5、大竹正博厩舎)

2018年の有馬記念の勝ち馬ブラストワンピース。昨年は大阪杯(6着)、目黒記念(8着)、札幌記念(1着)、凱旋門賞(11着)と国内外問わず中・長距離戦線を中心に出走。昨年の有馬記念は凱旋門賞の疲れが取れずに残念ながら回避となりましたが、年が明けてようやく復活となります。能力が高いのは間違いないですが、まずは状態面を見極めたいところです。馬体重もかなり増えてそうなので、追い切りや馬体重などから仕上がり具合を見て判断したいと思います。

ダンビュライト(牡6、音無秀孝厩舎)

2018年の覇者で、連覇を狙った昨年は6着に敗退したダンビュライトが今年も参戦。前走のジャパンカップでは本馬場入場で暴走し、レースもこの馬としては速すぎるペースで番手から進めるも最後は失速というかたちで結果は14着と大敗。2018年の天皇賞秋でも騎手を振り落とすなど気性面の問題が課題としてあり、昨年12月についに去勢手術を施しました。このアメリカJCCがセン馬になって初戦となりますが、こちらもまずは状態面を見極めたいところです。どこまでパフォーマンスが変わるのかなども気になるところで、注目度は高い1頭です。

ミッキースワロー(牡6、菊沢隆徳厩舎)

2018年のアメリカJCC・2着の実績があるミッキースワロー。2018年はG1戦線に果敢に挑みましたが、昨年は路線を変えてG3を主戦場にして活躍。昨年は重賞を5戦して【1-2-1-1】と好成績を挙げました。展開に頼りすぎない力量勝負でも結果を残しており、また精神面においても安定感が出てき、“本格化”した感の強い1頭です。中山の2200mは【2-2-0-0】で連対率は100%とコース適性も高いですし、前走の福島記念では58.5kgのトップハンデを背負わされ3着に敗れましたが、今回は別定戦となります。好転する条件が多く、巻き返しが期待されます。

他にも、勝ち切れないまでも勝ち負けは出来るステイフーリッシュや、約1年半ぶりの実戦となるサトノクロニクルなど、今年もなかなか面白い馬が揃いました。アメリカJCCは1月26日(日)に、中山競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。