【ダイヤモンドS予想2020】伝統の長距離ハンデG3!タガノディアマンテやタイセイトレイルなど出走予定馬を考察
今週は長距離ハンデG3の「ダイヤモンドS」が東京競馬場で開催されます。当然ですがここへ進めてくる馬はスタミナに自慢のある馬や長距離適性の馬ばかりで、特殊な条件ゆえにレース適性の高い馬が活躍しやすく、リピーターが多いレースとしても有名です。今回は中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
タガノディアマンテ(牡4、鮫島一歩厩舎)
前走、京都の3000mで行われた万葉Sを3馬身半差をつけて快勝したタガノディアマンテ。大外からのスタートで外目を追走しながらの競馬で、4コーナーでも大外をまわって直線へ入ると、上がり3F35.8の脚で突き放して快勝しました。3000mの長距離で速い上がりが使えており、スローペースの上がり勝負となりやすい同レースとの相性も良さそうです。斤量は55kgで前走より2kgプラスとなりますが、大外枠にでも入らない限りは大きく崩れなそうです。
タイセイトレイル(牡5、矢作芳人厩舎)
昨年のアルゼンチン共和国杯で2着に好走したタイセイトレイル。ジャパンCにも出走しましたが、15着と大敗。ただ、スタート後に挟まれるなどの不利もあり、レースにうまく参加できぬまま終わってしまいました。気を取り直して挑んだ今年初戦の日経新春杯では、後方から外を押し上げる競馬で4着に好走。3000m以上のレースは今回が初となりますが、近11戦のうち前走の4着とジャパンCの15着以外は全て馬券圏内に入っており、勝ち切れないまでも安定感は抜群です。
オセアグレイト(牡4、菊川正達厩舎)
2400m以上は5戦して3勝(3-1-1-0)と好成績のオセアグレイト。前走は2200mの迎春Sを制してオープン入りを果たしました。前目で運んで直線は好位から抜け出して2馬身差快勝という強い内容で勝っており、長距離適性は確かなものがあると感じる1頭です。ハンデも54kgで前走から2kgマイナスと恵まれた感もあり、ここは重賞初制覇を狙える大きなチャンス。鞍上の野中騎手としても滅多に回ってこない実績馬なだけにここはしっかりと勝って実績を残しておきたいところでしょう。
他にも、ステイヤーズS・4着のメイショウテンゲンや、菊花賞・3着の実績があるポポカテペトルなど長距離適性の高そうな馬が多数揃いました。ダイヤモンドSは2月22日(土)に、東京競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。