【七夕賞2016予想】ハンデキャッパーの絶妙な調整が波乱を呼ぶ!!
1番人気がなかなか勝てないレースで有名な七夕賞。今年も上位人気が予想される馬はやはり好走しても凡走もおかしくない。これはハンデが大きく影響している。ハンデキャッパーはハンデをつける際、4コーナーで横一戦になるように目論むが、実際にそんな事はよほど小頭数でもない限り起こらない。我々の想定通りに展開が進まないように、ハンデキャッパーの想定通りにレースが進むとは限らない。しかし、建前上と言ってしまうと語弊があるかも知れないが、ハンデキャッパーは絶妙なハンデをつける。
最近はハンデ戦で斤量に泣かされる、カンカン泣きする馬が激減している。以前はかなり多かったのだが、最近は事前に陣営がハンデを想定し、登録しない事が多い。ハンデが重くても難なくこなしてしまう馬はたくさんいるが、牝馬はその点非常に敏感なので、0.5キロ重くても過剰に反応するケースが多い。
今年の七夕賞の最軽量は48キロのカンタベリーナイト。ハンデ頭は、ダコールの58キロ。今年に入り全て重賞で4着・2着・4着と安定した成績を残しているが、ここは少し見込まれた感じがする。前走、新潟大賞典で4着。ダコールに先着し3着だったシャイニープリンスは56.5キロ。こちらは斤量の恩恵を受けたといってもいいだろう。シャイニープリンスは今年に入りオープンを3着・1着。そして前走の新潟大賞典3着と成績が安定している。ダコールとシャイニープリンスのどちらを買うかと聞かれたら、シャイニープリンスと答える人が多いだろう。私もシャイニープリンスと答える。今年の七夕賞はシャイニープリンスがレースのカギを握っているとみていいだろう。