【弥生賞2020予想】皐月賞の最重要ステップ!ワーケアやサトノフラッグなど出走予定馬を考察

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今年も3月に入り、クラシックシーズンの騎音もすぐそこまで聞こえてきました。次週の中山の日曜メインは、皐月賞のステップレースの中でも最もレベルの高いメンバーが集まるとされる「弥生賞ディープインパクト記念」です。故ディープインパクトの現役時や種牡馬としての功績を称え、2020年からは同レース名での開催となります。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

ワーケア(牡3、手塚貴久厩舎)

新馬戦は33.2秒、2戦目のアイビーSでは33.3秒の鬼脚を披露し快勝したワーケア。前走のホープフルSではスタートで挟まれる不利もあって道中は後方からの競馬を余儀なくされ、3着に入線。スタートの不利の影響もあると思いますが、大跳びでエンジンのかかりが遅いため広いコース向きであるといった点や、器用さに欠けるところがあり、ごちゃつきやすい中山コースでは分が悪かった印象があります。それでも直線だけで3着まで伸びてきているのですから力量上位なのは確か。前走よりも相手関係が楽になる今回も上位の存在と言えるでしょう。

サトノフラッグ(牡3、国枝栄厩舎)

新馬戦は馬が何をしていいか分からず、ただまわってきて6着という内容でしたが、その後は2連勝して変わり身を見せてきたサトノフラッグ。とくに2戦目の未勝利では、ハイペースで進む中を後方で待機し、3~4コーナーを馬なりで上がっていき、直線ではあっさり突き放してレコードタイムで快勝しました。前走の1勝クラスでも2着馬に3馬身差をつける圧勝で、近2戦で手綱を握ったマーフィー騎手も「日本で乗ったサトノフラッグはダービーの有力馬になる」と英メディアにコメントしたほど。気性面に不安が残るワーケアと違い、こちらは素直。しっかり溜めて切れる競馬が出来るのは魅力です。

オーソリティ(牡3、木村哲也厩舎)

新馬戦と芙蓉Sを快勝し、前走のホープフルSでは5着に善戦したオーソリティ。近親にサートゥルナーリアがいる良血で、デビュー前から評判の高い1頭です。前走のホープフルSでは外枠からのスタートでさらに馬に挟まれる不利もあり、良いポジションを確保することが出来ませんでした。恵まれた条件ではなかった中で5着に善戦しているので、スムーズに競馬ができさえすれば強いはず。鞍上には短期免許で来日予定のヒューイットソン騎手が予定されておりますが、南アフリカの競馬で18~19年シーズンで1日G1・2勝を含む219勝を挙げるなど好成績を残しているトップジョッキーです。同騎手の手腕にも注目が集まります。

他にも、札幌2歳Sを勝利したブラックホールや、ホープフルS・6着のパンサラッサなど、好メンバーが揃いました。クラシックを含めてその後の活躍も期待できる“登竜門”を制するのは果たしてどの馬か。弥生賞は3月8日(日)に、中山競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。