【エルムS】ジェベルムーサ調教抜群。今までで最高の"デキ"か
エルムS(8/16、G3)に出走予定のジェベルムーサ(牡5、大竹)は"本気"だ。
函館ダートの追い切りで今までで最高のタイムを叩き出した。馬なりで54.2-38.8-12.2という猛時計をマークし、鞍上の岩田騎手をうならせた。
岩田騎手は先週のレパードS(8/9、G3)では1番人気に推されたクロスクリーガー(牡3)で圧勝し、今夏重賞制覇4勝目をあげまさに絶好調である。ジェベルムーサとコンビを組むのはエルムSで3度目となる。2走前のOP戦で初騎乗し勝利し、前走のOP戦でも3着に粘っており、騎乗したレースは全て馬券に絡んでいる。エルムSで3度目の騎乗となるがそろそろ息も合ってきそうだ。
ジェベルムーサの戦績については、結果だけ見ると決して優秀とは言えないかもしれない。これまで5度重賞レースに出走しているがマーチS(G3)の2着が最高着順で、未だに重賞未勝利である。エルムSにはすでにG3を3勝しているクリノスターオー(牡5)や、ジェベルムーサが3着に入着したマーチSで1着を獲ったソロル(牡5)など並みいる強豪たちが揃っている。
しかし馬体重560kg台と大型な馬が繰り出すパワフルな捲りは他馬を圧倒させる。休み明けから叩き3戦目で調教も抜群、鞍上も絶好調、条件的はかなりプラス材料が揃っている。あとはジェベルムーサがベストの状態がこのメンバー相手にどこまで通用するかのみといったところか。
今回エルムSを勝てば岩田騎手にとっては今夏5勝目の重賞勝利となる。ジェベルムーサの記念すべき重賞初制覇の夢を叶えてくれるのはやはりこの男か。エルムSはこの好調コンビから目が離せなそうだ。