【豪G1クイーンエリザベスS】ダノンプレミアム、通用する能力十分

昨年、日本調教馬のクルーガー(牡8、高野友和厩舎)が2着に好走した豪州G1クイーンエリザベスS。今年は日本からはダノンプレミアムが参戦を表明しており、現地ブックメーカーでも1番人気に推されるなど人気を集めている。

現在新型コロナウイルスの影響でヨーロッパやアメリカでは軒並み競馬の開催が中止・延期となっているが、オーストラリアでは地区によっては無観客競馬を実施して開催を続けている。4月11日にロイヤルランドウィック競馬場で行われるクイーンエリザベスSも無観客競馬で開催が予定されており、ダノンプレミアムを含む13頭がエントリーしており、JRAでも馬券を発売する予定となっている。

相手には昨年のコックスプレート・3着のテアカウシャーク(セ5、J.リチャーズ厩舎)や、昨秋の英チャンピオンSでマジカルの2着に好走したアデイブ(セ6、W.ハガス厩舎)、昨年のメルボルンCを制したヴァウアンドディクレア(セ4、D.オブライエン厩舎)などが人気を集めそうだ。

今回が海外初遠征となるダノンプレミアムだが、稍重までしか経験のない同馬にとって現地の馬場適性がカギとなりそうだ。JRAのレーティングでは上位の存在となっているが、初の海外、初の無観客競馬でどこまで力を出せるか。新型コロナウイルスの影響で現地から届く情報も少なく、得られる情報は限られてくるが、感染拡大が深刻度を増す中で海外遠征を決めた陣営の挑戦を応援したい。