【中京記念2016予想】荒れるハンデ重賞だが、さすがに今年ばかりは堅いかも?
みなさんこんにちは。暑くジメジメとした季節が続きますが、九州、四国、中国、近畿、東海では梅雨明けの発表が気象庁からあり、ついに夏も本番を迎える事になりそうです。
さて、今週24日(日)は中京競馬場の芝1600mで第64回「中京記念(G3)」が開催されます。中京競馬場で行われる重賞の中で最も古い歴史を持っている伝統的なレースです。また、荒れるハンデ重賞としても知られており、2004年には最低人気のメイショウキオウが、2009年には15番人気のサクラオリオンが優勝するなどしており、1番人気の好走率も低く、高額配当狙うのファンにとってはまさに目の離せない重賞と言えるでしょう。
さすがに今年ばかりは堅いか?条件好転のダッシングブレイズ、このメンバーなら負けようがない?
今年の中京記念で1番人気の有力候補は全5勝をマイルで叩き出しているダッシングブレイズ(牡4、栗東・吉村圭司厩舎)です。中京コースも2戦して2着2回と適性はありそうです。春のマイル王者決定戦である安田記念を見送って挑むわけですから、ここはしっかり勝ってまずは重賞初制覇のタイトルを獲りたいところでしょう。
気になるのは鞍上が浜中俊騎手からC.ルメール騎手へと乗り替わるという点。浜中騎手は今年2月にダッシングブレイズで東京新聞杯(G3)に出走し、最後の直線で強引に最内に潜り込もうとするも内柵に激突して落馬してしまうというアクシデントを起こしております。勝ちにいくための賭博乗りで結果落馬してしまった浜中騎手のミスは責められても仕方がありませんが、ルメール騎手への乗り替わりがプラスに働くという保証もありません。新コンビが一体どんなレースを見せてくれるのか?という点は楽しみにしております。
相手には前走のNHKマイルC(G1)5着のトウショウドラフタ(牡3、美浦・萱野浩二厩舎)や、巻き返しに燃えるマイラーズC(G2)12着のダノンリバティ(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)などがおりますが、ダッシングブレイズを脅かす存在としては少々物足りないという印象です。前走のスプリングC(G2)では4着に敗れたダッシングブレイズですが、舞台が1ハロン延び、得意のマイル戦へと条件が好転するのは魅力ですし、斤量も56キロも恵まれたという印象です。
「中京記念が堅く決まるワケがない」という思いがあるのでどうしてもひとひねりを加えて予想をしたくなりますが、順当に予想するなら今年の中京記念はダッシングブレイズが優勝候補の最右翼と言っていいでしょう。中京の夏を熱くしてくれるレースに期待です!