【京都ハイジャンプ予想2020】技量が問われる難度の高い一戦!タガノエスプレッソやルペールノエルなど出走予定馬を考察
京都の土曜メインは障害G2「京都ハイジャンプ」が開催。昨年は上位人気がこぞって馬券圏外に飛んだ同レース。高さ80㎝、幅約15㎝のバンケット障害を使用する障害重賞で、テクニックが問われる難度の高い障害となっています。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
タガノエスプレッソ(牡8、五十嵐忠厩舎)
昨年3月にダートから障害へ転身したタガノエスプレッソ。オープン戦では10着、4着と苦戦していましたが、前走の三木ホースランドJSを制し、オープン3戦目で勝利を挙げました。他の馬が速い脚で出ていったので中団後方からとなりましたが、徐々に押し上げて差し切る強い勝ち方でした。2歳時には芝G2のデイリー杯2歳Sを優勝し、2016年にはダートオープンのファイナルSを優勝するなど平地競走の実績も高い1頭です。能力の高さはいうまでもありませんが、今回はテクニックも問われる舞台なだけに、真価が問われる一戦となりそうです。
ルペールノエル(牡10、藤原英昭厩舎)
2018年の京都ハイジャンプでは2着に好走したルペールノエル。昨年の京都ジャンプSでも2着に好走し、年末の中山大障害でも5着に善戦するなど京都の障害コースを得意とするベテラン障害馬です。今年で10歳になりますが、初戦のペガサスジャンプSでは3着に好走しており、まだまだ力は衰えていません。これまで闘ってきた相手を考えれば、今回のメンバーは楽なレベル。重賞タイトルを獲っていないのが不思議な馬で、今回は千載一遇のチャンスと言えそうです。
スプリングボックス(牡6、寺島良厩舎)
芝・ダートで花開かず、昨年秋に障害へ転身したスプリングボックス。障害2戦目で初勝利を挙げると、今年初戦の中山新春ジャンプSでは5馬身差で完勝し2連勝を達成しました。続く春麗ジャンプSでも2着に好走し、障害でようやく才能が開いた感があります。その好調ぶりから再び芝へ戻すも、前走は芝の1勝クラスで5着に敗退。手綱を抑える消極的な騎乗も敗因としてはありそうですが、今回は再度障害へ戻して復権を狙います。
他にも、今年は障害オープン4戦中3戦が馬券圏内と安定しているマイネルレオーネや、昨年の同レースでは騎手が落馬し競走中止とはなったものの、最後まで走って4着だったメイショウゴウキなど、障害界の注目馬が集まりました。京都ハイジャンプは5月16日(土)に、京都競馬場の第8Rで実施。発走時間は13時50分の予定。