【東京優駿（日本ダービー）】相変わらずの高速馬場？馬場傾向を距離別データで分析・予想

春の東京開催も折り返し。今週から東京はCコースに代わります。今週の東京は雨の日が多く、ダービー前日の土曜日も雨の予報が出ています。馬場への影響も気になるところですが、今の水捌けのいい馬場なら当日晴れればあまり影響はなさそうな気もいたします。

先週の馬場傾向を把握しておくため、今回は先週行われた東京の芝レースの「脚質」と「枠順」のデータを距離別にまとめてみました。

■2200m～

対象レースは「オークス」と「未勝利」の2レース。枠は、いずれも「2枠」の馬が勝利しています。ただ、いずれも1番人気馬なので、枠の有利というよりは実力通りで決着した感があります。脚質は「差し」と「追い込み」が1勝ずつを挙げており、後方から進めた馬が好走しています。

■2000m

対象レースは「未勝利」と「1勝クラス」の2レース。枠は「1枠」と「2枠」が連対数が0回となっており、内枠は不振。下位人気が内枠に集中していたので実力の結果とも言えそうです。脚質は3着内に入った6頭中4頭が「差し」となっており、差し馬が好成績です。

■1800m

対象レースは「調布特別（2勝クラス）」、「メイS（OP）」、「カーネーションC（1勝クラス）」の3レース。枠は「2・3・5枠」から勝ち馬が1頭ずつ出ており、勝ち馬は内目の枠から出ています。「5枠」は1～3着が1回ずつ、「6枠」も2着が2回となっており、真ん中よりの枠が好走しています。

脚質は「逃げ」「先行」「追い込み」がそれぞれ1勝ずつを挙げており、勝ち馬はどの脚質からもまんべんなく出ています。その中でも「先行」は2着が3回と多く、先行馬の連対率は高めです。

■1600m

対象レースは「1勝クラス」と「未勝利」の2レース。枠はまんべんなく好走馬が出ており、傾向らしい傾向は見られません。脚質は「先行」が2勝を挙げており、勝ち馬は先行馬から出ています。ただ、いずれも2番人気内の人気馬でしたので、実力で決まった感もあります。

■1200～1400m

対象レースは「フリーウェイS（3勝クラス）」、「高尾特別（2勝クラス）」、「未勝利」の3レース。枠は「1・3・4枠」が1勝ずつを挙げており、勝ち馬は内目の枠から出やすい傾向となっています。

脚質は「先行」「差し」「追い込み」が1勝ずつを挙げており、どの脚質からもまんべんなく好走馬が出ています。

■まとめ

枠は「2枠」と「3枠」が最多タイの3勝ずつを挙げています。勝ち馬は12頭中8頭が「1～3枠」から出ており、内枠が好走傾向にあります。脚質は「先行」が最多の5勝を挙げています。ただ、「差し・追い込み」も7勝を挙げており、連対数と3着内の回数は「差し」が最多となっており、後方で進めた馬も好走しています。

東京はとにかく内の前有利で、前差しも届くという印象です。今週からCコース替わりということで、先週伸びなかった外の部分が最内になります。例年内ラチ先行馬が粘り好走するシーンも見られますので、内に入った先行馬は引き続き注目しておきたいところです。