【小倉2歳S予想2020】小倉開催ラストを飾るG3！モントライゼやルクシオンなど出走予定馬を考察

夏の小倉開催のラストを飾るのは2歳G3の「小倉2歳ステークス」です。キャリアが少なく、未知な部分もまだまだ多い馬がほとんどなので非常に難解なこの一戦。当前ですが、夏のこの時期は大人びた戦法をとれる馬もおりませんし、オッズもそこそこ割れるかたちとなってきそうです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

モントライゼ（牡2、松永幹夫厩舎）

デビュー戦は阪神の1200mで、前目から先行馬を見ながら進め、直線は序盤で先頭を奪うも勝ち馬のヨカヨカに交わされ2着に敗れました。ただ、後続には差をつけており、勝ち馬も次走のオープン戦を快勝しているように、レースレベルは高く、力があることは証明しました。続く未勝利戦では先手をとって楽なペースで逃げ、直線に入ると後続を一気に突き放して2着馬に1.7秒もの大差を付けて快勝しました。ゴール前は持ったままで稍重の芝1200メートルを1:10.2の好時計で駆け抜け、スピード能力は相当のものがあります。前走より相手は強化されますが、今回も勝ち負けの期待は高い1頭です。

ルクシオン（牝2、河内洋厩舎）

小倉1200mでデビュー。デビュー戦は好スタートを決めて逃げると、直線に入っても先頭をキープし、一杯に追われることなく、余力十分で2着馬に3馬身差を付けて快勝しました。九州産限定のオープン・ひまわり賞に登録していましたが、これを回避し小倉2歳Sへの出走を決めました。熊本県産馬ということで九州の競馬ファンにとっては期待したくなる1頭ではないでしょうか。二の脚が速く、最後まで脚色も鈍らず小柄な馬でも好勝負を演じれそうな気配があります。

メイケイエール（牝2、武英智厩舎）

小倉の1200mでデビュー。最内枠から先行馬を見ながら好位から進め、直線は外に進路をとって進出すると、手応え良く伸びて2着馬に5馬身差を付けて快勝しました。鞍上の福永騎手は終始手綱を持ったままでしたが、手応の良さと末脚の伸びは抜群。重賞でも十分通用しそうな潜在能力を示しました。父が新種牡馬のミッキーアイルで、母シロインジャー、母の父ハービンジャーという楽しみな血統でもあり、新馬戦の勝ちっぷりからも期待度は高い1頭です。