モーリス年内で引退!ピーク過ぎた?引退には早いという声も
今月21日札幌記念で2着に敗れたばかりのモーリス(牡5、堀宣行厩舎)が、年内で引退して種牡馬入りすることが明らかになりました。
モーリスは昨年、国内のG1では安田記念とマイルチャンピオンシップ、そして香港のG1の香港マイルとチャンピオンズマイルを優勝。条件戦を含めば7連勝、うちG1・4勝という快挙を成し遂げマイル王者としての地位を築きました。
昨年の年度代表馬にも選ばれ今年もマイル路線での活躍が期待されておりましたが、前走の札幌記念で2000mへ距離延長し路線変更。今後もマイルには戻らず、天皇賞・秋へ直行する予定であることが陣営により明らかになっております。
また、天皇賞・秋の後はラストランとして香港マイルか香港カップのどちらかに向かう見通しとなっております。天皇賞・秋ではR.ムーア騎手、ラストランの香港ではJ.モレイラ騎手とコンビを組む予定となっております。
引退には早過ぎる?ピークは過ぎたのか?
引退には少々早いのでは?と感じたファンも少なくないのではないでしょうか?もともと引退を決めていたのか前走の負けで引退を決めたのかの真相はわかりませんが、レースの賞金よりも種牡馬としての価値を高める方向で進める方が英断だという人も少なくないでしょう。
インターネットの某掲示板では「もう衰えてても全く不思議ない」「(引退は)早いですが、その方が種牡馬成績は残せると思う」と引退に納得する声もあれば、「まだまだ可能性を秘めているだけにもったいない」「もう一年は走ってほしい」「来年も現役続行して海外で勝つ姿が見たかった」といった現役続行を願う声もあり、引退についてファンからは賛否両論となっております。
筆者の個人的な意見としては、もう少しレースに出走して活躍する姿が見たいなと感じておりますが、それも今後のレースの内容次第といったところでしょうか。ピークは過ぎていると見るファンもおり、ズルズルと成績が落ちていく姿は確かに見たくはありませんが、それでも昨年あれだけ活躍した馬です。近走も連続2着に入着しており大敗しているわけではありません。落ち目と判断するにはまだ早いのではないでしょうか。今年は札幌記念、そして天皇賞・秋とこの馬としては異例のローテーションとなりましたが、新たな舞台でもあっと言わせるような走りに期待したいと思います。