【秋華賞2020予想】牝馬3冠最終決戦！デアリングタクトやリアアメリアなど出走予定馬を考察

いよいよ牝馬クラシック最終戦「秋華賞」が開催です。3歳世代の競走馬のレベルを図る上で見逃せない一戦として多くの競馬ファンが注目する一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

デアリングタクト（牝3、杉山晴紀厩舎）

桜花賞、オークスを優勝し、無敗で二冠を制した女王・デアリングタクト。ここまで無傷の4連勝で、牝馬3歳世代のトップと言って良いでしょう。牝馬らしい強烈な切れ味が印象的ですが、新馬戦は先行策で快勝しており脚質の幅も広く、重馬場の桜花賞も快勝しているように、馬場を問わない強みもありと、弱点がありません。ローズSから始動予定でしたが、足の腫れで回避。状態面については注視する必要がありそうですが、力は間違いなく上位。

リアアメリア（牝3、中内田充厩舎）

昨年10月のアルテミスSを制し、今年はオークスでも4着に好走したリアアメリア。秋は先月中京で開催されたローズSから始動し、危なげなく快勝しました。馬体も14kg増えたという中で、これまで後方待機だった競馬とは打って変わって番手から進める先行策で快勝したという点も評価したい点でしょう。桜花賞では10着と苦杯を喫しましたが、馬体増に加えて前目の競馬で能力を出せるようになるなど、成長力は目を見張るものがあります。

マルターズディオサ（牝3、手塚貴久厩舎）

昨年は阪神JFを2着に好走、今年は初戦のチューリップ賞を制し重賞初制覇を果たしたマルターズディオサ。桜花賞は8着、オークスは10着と春の二冠は大敗しましたが、秋初戦の紫苑Sを勝利し、重賞2勝目を達成。マイル路線での好走が多かったですが、2000mにしっかりと対応し、苦手そうなタフな中山の馬場でも前々から押し切ることができ、成長力を見せています。ひと夏を越して体制を整え直して勝利と秋は好スタートを決め、本番へ向けて大きな弾みを付けてきました。