アンソニーヴァンダイク安楽死、メルボルンCで競走中止
11月3日にオーストラリアのフレミントン競馬場で行われたメルボルンC(G1、芝3200m)に出走したアンソニーヴァンダイク(牡4、A.オブライエン厩舎)が球節骨折のため、安楽死となったことがわかった。オーストラリア・ヴィクトリア州の競馬を主催する「Racing Victoria」が公式ホームページで発表した。
アンソニーヴァンダイクは昨年の英ダービーを快勝しG1初制覇を果たしたG1馬。その後も愛ダービーで2着、アイリッシュチャンピオンSとブリーダーズカップターフでいずれも3着に好走するなど、G1戦線で活躍。今年も凱旋門賞の前哨戦として知られるフォワ賞を快勝し、メルボルンCの前哨戦であるコーフィールドCでも2着に好走。本番のメルボルンCへ向けて快調な成績を収めてきた。
3日のメルボルンCでは2番人気に支持され、好位5~6番手の内を追走。直線で鞍上のH.ボウマン騎手の合図でスパートをかけ始めたところ、急に立ち上がる様な格好となり競走を中止した。レース後の診断で球節に致命傷を負ったと判断され、安楽死処分となった。
アンソニーヴァンダイクは父Galileo、母Believe'N'Succeed、母の父Exceed And Excelという血統。通算成績は19戦6勝。アンソニーヴァンダイク号のご冥福をお祈りします。