JRA東京新聞杯(2021)は“実績”よりも“脚質”で選べ!

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ヴィクトリアマイルや安田記念と同じ舞台で争われるため、上半期のマイル路線で頂点を狙うレベルの高い馬の出走も多い東京新聞杯ですが、今年は伏兵でも十分チャンスがありそうなメンバーが集まったという印象です。

重賞馬は多いですが、レベル的には良い位置さえ取れればどの馬でも好勝負ができそうなメンバーということで、ここは実績よりも脚質のタイプから相性が良さそうな馬を選んで狙っていきたいと思います。

今回とくに有力視しているのが、外国産馬のトリプルエースです。

前走の京都金杯では8着に敗れましたが、外枠スタートで後手に回って流れに乗り切れなかった影響が大きそうです。上がりの時計はこの馬らしい速い時計が出ていたので、位置取りさえしっかり取れていれば好勝負はできていた可能性が高かったと見ています。切れるタイプではありませんが、ジリジリでも末脚はしっかり伸びる馬なので、東京コースは初めてですが相性は良さそうです。

2走前のサンタクロースハンデでは中団から進めて直線抜け出して差し切り、阪神マイルを1分36秒6という好時計で快勝する好内容の競馬を披露しているので、上手く運びさえすれば勝ち負けになる馬です。鞍上も前走の団野騎手からC.ルメール騎手へ乗り替わりということで、鞍上強化と捉えます。

次に相手ですが、今回は穴馬として注目している馬を1頭紹介したいと思います。その馬はディープインパクト産駒の6歳馬、エントシャイデンです。

前走の京都金杯は逃げて3着に好走しており、14番人気の低評価を覆しました。中団からの競馬を中心としていた馬でしたが、前走はいい意味で期待を裏切る競馬を見せました。決め手に欠けるところはありますが、変幻自在の脚質は魅力ですし、スピードの持続力と粘り腰があります。今回は前へ行く馬が少ないので、逃げれば面白くなりそうです。

度々穴を開けていますが毎回人気することがない馬で、今回も各メディアの前評判を見る限り伏兵的な扱いとなる可能性が高そうです。

ということで今年の東京新聞杯は、本命にトリプルエース、穴馬にはエントシャイデンを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。