交流G1・4勝のアブクマポーロが死亡
1998~99年の川崎記念を連覇するなどG1・4勝の実績を持つアブクマポーロが、繋養先の吉田牧場で死亡したことが明らかになった。ジャパン・スタッド・インターナショナルの公式サイトが伝えた。29歳だった。
アブクマポーロは1995年5月に大井競馬場の荒山徳一厩舎の管理馬としてデビュー。デビュー戦は5馬身差の完勝でしたが、その後は惜敗が続き、4歳時は8戦3勝。
翌年は始動戦を勝利後、船橋の出川克己厩舎へ転厩。6歳時に重賞初制覇を果たした大井記念まで連勝を続け、7連勝を果たした。その後は、1997年9月に芝初挑戦となったオールカマーこそ8着に敗れたものの、同年11月の東海ウインターSでは1番人気の支持に応えて、堂々と中央競馬の強敵を下してJRA重賞制覇を果たし、1997年NAR年度代表馬に輝いた。
1998年の7歳時には、完全に本格化して初のG1タイトルとなる川崎記念を勝利すると、帝王賞を含む重賞6連勝。年末には、後に地方馬初のJRAGI制覇を果たすメイセイオペラを下し東京大賞典を制覇し、G13勝目をあげ、2年連続となるNAR年度代表馬に輝いた。
1999年の8歳時は川崎記念連覇を果たし、ダイオライト記念連覇をを最後に脚部不安のため引退した。引退後は種牡馬入りし、2005年に種牡馬引退。乗馬として活躍した後、吉田牧場で繋養され余生を過ごしていた。
アブクマポーロは父クリスタルグリッターズ、母バンシユーウエー、母の父ペールという血統。通算成績は32戦23勝。アブクマポーロ号のご冥福をお祈りします。