【加付式“連番の法則”】高松宮記念など先週の回顧・検証
昨年、アーモンドアイをはじめ日本馬の渡航後に開催中止となったドバイ・ワールドカップデー。今年は長引くコロナ禍での開催ノウハウとともに無事開催された。第6Rのドバイゴールデンシャヒーンでは最低人気のゼンデン(米国)が、鮮やかな逃げ切りでのGⅠ初Vを果たした入線直後に故障を発生。歓喜もつかの間の「予後不良」という哀しい出来事もあったが、メインGⅠ4競走に参戦した日本馬がGⅠ4競走でALL2着入着という珍しくも立派な成績を残した。ダート1200mのドバイゴールデンシャヒーンでレッドルゼル、芝1800mのドバイターフでヴァンドギャルド、芝2400mのドバイシーマクラシックではクロノジェネシスとラヴズオンリーユーが2・3着、そしてメインのダート2000mドバイワールドカップではチュウワウィザードが日本馬として、2011年に優勝したトゥザヴィクトリー以来となる連対を果たした。
またドバイ・ワールドカップデーに合わせて発表される「ホースレーシング・エクセレンス・アワード」において、昨年引退したアーモンドアイが「ベストホース」、クリストフ・ルメール騎手が「ベストジョッキー」、シルクレーシングが「ベストオーナー」で表彰された。
先週一週間の主なニュース
- 武豊騎手
- 20日の阪神10Rの際にゲートで暴れた馬の影響で、当初「靱帯損傷」とされたが精密検査の結果「右足中足骨(足の甲)骨折」が判明。5月頃の復帰を目指す予定。
- 新人騎手
- 角田大和騎手が27日中京5Rで初勝利、古川奈穂騎手が3週連続勝利(女性初)
- ベストタッチダウン
- 28日の中山メイン・マーチS(GⅢ)において、競走中に急性心不全を発症し死亡。通算16戦5勝。
先週は、春のGⅠシリーズ開幕戦となった「高松宮記念」では法則外決着となったが、土日4重賞中2重賞で連番の法則決着。「マーチS(GⅢ)」では「ALL連番」から17万、また重賞ではなかったものの土曜中京メイン「名鉄杯」では「同枠・一組連番」から170万超の超高額配当となった。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 2 | 0 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6 | 6 | 9 | 21 | 58.3 |
同番 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2.8 |
合計 | 8 | 8 | 9 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 66.7 | 75.0 | - | - |
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 3 | 0 | 2 | 5 | 13.9 |
一組連番 | 5 | 8 | 2 | 15 | 41.7 |
同番 | 0 | 2 | 2 | 4 | 11.1 |
合計 | 8 | 10 | 6 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 83.3 | 50.0 | - | - |
※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
先週も中山・阪神・中京の3場開催。2日間計72レースで「一組連番」が計36レース、「ALL連番」が多出現継続の計8レース、「同番」は若干減の計5レースとなった。「一組連番」は中京で土曜9回、日曜2回と出現数に大きな偏りが見られたが、その他ほぼ通常通り。「ALL連番」は8レースと、これで4週連続の高出現を記録し、「同番」が若干減少の5レースとなったが平均よりはまだまだ多い。全体的な場別出現率では「50.0%~83.3%」と高出現率を維持し、コラムで推奨している馬券術で「メインレース」「重賞」「万馬券の宝庫・最終R」など、先週も高額配当 連番の法則が多数出現した。
「一組連番」は前述通り日曜中京のみ激少となったが、土曜中京では9回と1日のほとんどを占めるほどの大出現。仕上げとなったメイン「名鉄杯」では推奨の「同枠」が大波乱を演出し、「同枠・一組連番」から3連複34万、3連単171万配当となった。同じ土曜で見れば、中山では1番人気3着や同枠の推奨馬券から90万、15万といった高額を、阪神では同枠から14万を記録した他、6回中3回の半数を「同枠・一組連番」が占めた。日曜中山でも「同枠・一組連番」から、唯一の10万超となった15万。お勧めとしている3~5番人気との「一組連番」、そして「同枠・一組連番」で挑み続けていただければ、必ずや一発回収も近くなるはず、と確信している。
前週、即復調をみせた「同番」であったが先週は、土曜は全場で1回と再び減少。ただ、日曜には阪神と中京で2回ずつと終わってみれば、まずまずの出現回数。配当的には5万前後と超高額とはならなかったが、「一組連番」同様、1番人気3着や同枠絡みが先週も半数以上。高配当はいつでてもおかしくない「同番」組み合わせなので、まだまだお勧め傾向での「同番」を抑えてほしい。
復調なった「ALL連番」は先週も8回出現。土曜は全場計3回中2回が同枠2頭絡みで、中山では配当も20万の高額を記録。日曜は3回の固め打ち出現となった「中山」が目立ち、ここでも「一組連番」や「同番」同様に1番人気3着や同枠2頭絡みの推奨馬券が大活躍。配当も3回中2回で17万とまずまずの高額となった。同枠2頭絡みは日曜中京でも2回中1回と、“「今年の『ALL連番』で際立つとしている推奨傾向は、まだまだ使えそうだ。
「万馬券の宝庫・最終R」は、全6回中4回で法則決着し、同枠絡みの万馬券が2回。土曜阪神では1番人気との「同枠・一組連番」から4万、日曜中京では「同枠2頭絡み」での「ALL連番」から3連複1.5万、3連単5.7万。前週のような超高額とはならなかったが、それでも5万前後の配当がほとんど。法則外決着からも21万が出ており、「万馬券の宝庫」もまだまだ狙いレースである。