【加付式“連番の法則”】ユニコーンSなど先週の回顧・検証

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東京で3歳ダート重賞「第26回 ユニコーンステークス(GⅢ)」、阪神で牝馬のハンデ重賞「第26回 マーメイドステークス(GⅢ)」が行われた。戦前の単勝オッズが、ユニコーンSでは上位8頭が4.5~18.8倍、マーメイドSでは上位9頭が5.3~13.7倍とともに混戦を予感させる一戦となった。結果は、ユニコーンSを7番人気スマッシャー(坂井騎手)が制し、2着に14番人気サヴァ、3着に3番人気ケイアイロベージが入り、3連複10万、3連単79万の大波乱決着。マーメイドSでも10番人気シャムロックヒル(藤懸騎手)が勝利し、2着5番人気クラヴェル、3着6番人気シャドウディーヴァで、3連複5.1万、3連単33万とこちらも波乱の結果となった。スマッシャーを管理する吉岡辰弥調教師とシャムロックヒルの藤懸騎手は、ともに嬉しい重賞初勝利。メイン重賞は大波乱となったが、残念ながらともに「連番の法則」決着とはならなかった。

なお、20日には2頭が「急性心不全」で急死するという、あまりない悲劇が起こった。ユニコーンSに出走したピンクカメハメハはレース中に、阪神12Rに出走予定していたウンダモシタンはレース前の輪乗り中に発症し、そのまま息を引き取った。合掌。

先週一週間の主なニュース

ワクチン集団接種
17日、7月初旬から中山競馬場を新型コロナウイルス・ワクチンの集団接種会場として使用することが発表された。詳細は千葉県船橋市ホームページ参照。
吉田隼人騎手
19日の札幌10Rで現役16人目のJRA通算12,000回騎乗を達成。
萱野浩二調教師
20日の東京2Rで現役65人目のJRA通算300勝を達成。
松永幹夫調教師
20日の札幌5Rで現役42人目のJRA通算400勝を達成。
グロンディオーズ
16日、今年のダイヤモンドSで重賞初勝利を挙げた同馬が疝痛により死亡した。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

6月19日
-東京中京札幌合計出現率(%)
ALL連番00112.8
一組連番37(1)61644.4
同番1(1)1138.3
合計488--
出現率(%)33.366.766.7--
6月20日
-東京中京札幌合計出現率(%)
ALL連番00000.0
一組連番6(1)531438.9
同番01238.3
合計665--
出現率(%)50.050.041.7--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は“同枠2頭”が入った回数

先週も東京・中京・札幌の3場開催。2日間計72レースで「一組連番」が計30レース、「ALL連番」が計1レース、「同番」が計6レースという内訳。「同番」は、前週同様平均的出現数であったが、「ALL連番」はまったくの不発週となった。「一組連番」も土曜東京、日曜札幌の各3回に現れたように不調。10万超の高額配当も2日間全場でわずか4回のみ。全体的な場別出現率でも「33.3%~66.7%」と、記憶にないほどの全体的に法則不調の週となった。

法則確率の牽引組「一組連番」が前週に続いて、ほぼ不調といえた。過半数を占めたのは土曜阪神のみで、ジャスト半数(5割)も土曜札幌と日曜東京のみ。また10万超高配当はすべて「一組連番」から出たが、土曜は阪神での1回、日曜全場各1回ずつの計3回と回数的に不調であった。ただ、全部で4回の高額配当のうち半数は「同枠・一組連番」から。土曜阪神、日曜東京の「同枠・一組連番」では、ともに軸馬推奨人気からの「同枠・一組連番」で20万超配当。例を見ないほどの不発週であったが、こういった週でもしつこく「同枠・一組連番」から一発回収を射止められるよう諦めずに挑んでほしい。

「ALL連番」は、前週の低調ぶりに輪をかけた前例ないほどの不発に終わった。3場土日2日間で、土曜札幌の1回のみ。2番人気の勝利から3連複1.5万、3連単8.7万と適度な配当となったが、わずか1回の出現では如何ともし難かった。次週以降の早い「底」からの脱出、復活出現を待ち続ける以外にないように思う。

「同番」も、この組み合わせとしては2週連続不発といえた。総出現回数こそ6回と好調持続には違いなかったが、日曜札幌の複数回以外は1日1回ずつのみ。配当も5万超2回のほかは高額とはいかず、堅め決着が多く占めた。お勧めとしている「同枠2頭絡み」は土曜東京の1回のみ。ただここでは、2番人気との「同番」から「同枠2頭絡み」で5万超配当となったので、「同番」で挑んだ方には推奨法則術でここを的中できていれば嬉しいが・・・。こちらも次週以降、回数的大復活と配当的復活を願いたい。

「万馬券の宝庫・最終R」は、土曜は3場すべて「法則決着」、日曜は3場すべて「法則外決着」となった。法則決着となった土曜は、東京と札幌でともに約5万配当。お勧めとしている「大万馬券」とはならなかったが、今年の前半戦の鳴かず飛ばずな傾向では、こうした10万未満も「法則で拾っておく」しかないか・・・。しかし、諦めては一発逆転のチャンスを逃すことになるので、諦めずに次週以降も挑み続けてほしい。