【CBC賞2021予想】サマースプリントシリーズ第2弾!ヨカヨカやピクシーナイトなど出走予定馬を考察
今週からは小倉競馬が開幕。開幕週を飾る重賞はサマースプリントシリーズ第二戦目となる「CBC賞」です。昨年は京都競馬場整備工事の影響で、例年の中京・芝1200から阪神・芝1200へと変更。今年は開催がずれ込んだ影響で、小倉の芝1200mへと舞台を移しての開催となります。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
ヨカヨカ(牝3、谷潔厩舎)
今年のフィリーズレビュー・2着のヨカヨカ。桜花賞では正攻法の競馬で挑むも17着に大敗。相手が強すぎたということもありますが、外枠スタートや距離など条件が合わなかった印象で、1200mへ短縮して挑んだ葵Sでは中団から上がって2着と巻き返してきました。スタートで出遅れるミスがありながら、馬群を捌いて勝ち馬にハナ差まで迫る好内容の競馬を見せ、出遅れさえ無ければ結果は違っていたかもしれません。熊本産馬初のJRA重賞制覇を果たせるかに注目です。
ピクシーナイト(牡3、音無秀孝厩舎)
今年初戦のシンザン記念を制し、重賞初制覇を果たしたピクシーナイト。続くアーリントンCでは重馬場の中逃げて4着に善戦。前走のNHKマイルCでは12着に敗れ、巻き返しを狙います。1200mは初となりますが、もともとのスピード能力は高い馬ですし、マイルでは折り合いを欠く面も見られただけに、距離短縮はプラスに働く可能性は高そうです。鞍上はデビューから全5戦で騎乗している福永祐一騎手。この馬の持ち味を知るだけに、きっちり力を引き出してくれるはずです。
ビオグラフィー(牝4、藤岡健一厩舎)
前走のスプリングC・5着のビオグラフィー。勝ち馬でG1馬のラウダシオンとはわずか0.3秒差の5着と強敵相手に粘れており、重賞初挑戦ながら見せ場を作りました。安定した先行力が武器で、重馬場適性も高く、良馬場の時計勝負にもついていけるようになり、ようやく本格化してきた印象です。父ロードカナロアに母父サンデーサイレンスと底力のある配合である事から、さらに上のクラスでやれる可能性は十分にあります。真価が問われる一戦となりそうです。