G1馬ダノンプレミアムが引退、種牡馬へ

2017年の朝日杯FSの覇者・ダノンプレミアム（牡6、中内田充厩舎）が引退することが明らかになった。1日には競走馬登録抹消の手続きが行われ、現役を引退した。今後は種牡馬となる予定だが、繋養先は未定となっている。

同馬は2017年6月に阪神でデビュー。2戦目のサウジアラビアRCで重賞初制覇を果たすと、続く朝日杯FSを制し、無傷の3連勝でG1初制覇を達成。2017年度の最優秀2歳牡馬のタイトルを獲得した。翌2018年の弥生賞も勝ち、クラシック戦線の主役候補に名乗りをあげたが、右前挫石で皐月賞を回避。仕切り直しの日本ダービーでは6着に敗れ、その後は休養へ。

2019年の金鯱賞を制して復活Vを果たすと、続くマイラーズCで重賞5勝目をマークした。その後も天皇賞(秋)とマイルCで2着、2020年には初の海外遠征となった豪州G1のクイーンエリザベスSで3着に好走するなど、国内外のG1戦線で活躍した。その後もマイルから2000mのG1戦線を中心に挑んだが、勝ち星に恵まれず、2021年の安田記念・7着がラストランとなった。

ダノンプレミアムは父ディープインパクト、母インディアナギャル、母父Intikhabという血統。通算成績は15戦6勝（うち海外2戦0勝）、重賞はG1・1勝を含む5勝。ダノンプレミアム号、お疲れさまでした。