JRAセントライト記念（2022）は「中山適性」の高い2頭から勝負！

まだまだ各馬の評価が難しい世代の一戦ということで、人気が予想されるクラシック組については中山適性の高さを重要視して取捨をしてみました。今回本命視しているのは日本ダービー・3着のアスクビクターモアです。

キャリア3勝全てを中山で挙げている中山のスペシャリストです。皐月賞はキャリアの中で唯一馬券圏外に敗れた一戦でしたが、時計のかかる冬のタフな中山コースで最後までダノンベルーガと競り合って0秒4差の5着は、負けて強しの内容だったと言って良いでしょう。今週末は台風の影響で雨の予報となっていますが、ストライドが大きくパワーもある馬で、タフな皐月賞での好走ぶりからもこなしてくれる可能性は高いと見ています。

能力については言わずもがなここでは最上位でしょう。ダービーでは厳しいペースから早め抜け出しで粘って3着。厳しいペースの中をダノンベルーガ、イクイノックス、ドウデュースら3強を相手に前目で粘れた唯一の馬で、今回のメンバーでは格が違うと見ています。ということで本命はアスクビクターモアです。

続いて相手ですが、対抗馬で最有力視しているのがローシャムパークです。

中山は前走の山藤賞が初でしたが、7馬身差の大楽勝でした。序盤は控えていましたが、向正面で一気にハナに立つと、そのまま押し切って差を広げ最後も追わずに楽に7馬身差の完勝というパフォーマンス。稍重でこの競馬を展開できた点も、今回大きなアドバンテージとなりそうです。

また、今回前へ行きたい馬も多いので、展開面も向きそうな気配十分。多頭数を中団から進めて差し切る競馬も経験していますし、早めに動いて完勝した前走の内容からも、ロングスパートがハマりそうな展開となりそうな今回は外せない1頭であると感じます。

今回相手は強化されますが、前走大差をつけて勝った2・3着馬はその後1勝クラスを勝ちきっていますし、4着馬もリステッドのプリンシパルSで3着と、闘ってきた相手も決して弱い相手ではありません。前走の中山での勝ちっぷりと展開の利が見込めそうなここは十分勝ち負けになると見て、対抗馬として有力視したいと思います。

ということで今年のセントライト記念は本命アスクビクターモア、対抗ローシャムパークという予想で勝負したいと思います。